3.5後楽園ホール大会より開幕する新日本プロレス春の最強決定トーナメント、
NEW JAPAN CUP 2023（以下NJC）。
今年は24名参加と昨年より出場者も厳選された形で争われる。
優勝者には4月の両国大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦権が手に入るだけに、
各選手はそれを目指し熱戦を繰り広げるはずである。
そこで今回の記事ではそんなNJCの展開予想について考察していきたいと思う。
まず今年のトーナメントであるが以下のようなカードが組まれている。
👇
まずは1回戦の注目カードであるが、個人的にはSANADAvsタイチ、
内藤哲也vsエル・ファンタズモ、そしてデビッド・フィンレーvs石井智弘
を上げたいと思う。
まず最初のSANADAvsタイチであるが、注目するべきポイントは
SANADAがこのNJCを機にスランプを脱することができるのか？
また噂されるユニット移動があるのか？というあたりになるかと思う。
そのポテンシャルから期待され続けているSANADAであるが、
ここまで新日本プロレスでのシングルの実績はその期待とは大きくかけ離れていると言っていいだろう。
昨年初のシングルタイトルとなるUS王座を一度は戴冠したSANADAであるが、
それも怪我のために返上と実績としては何も残していないといえる状況である。
このNJCで飛躍を遂げれば一気にジャンプアップする可能性もあるが、
もし1回戦で負けるようなことがあれば、よりスランプは深まることになりそうだ。
はたしてSANADAはこのタイチとの1回戦を勝ち抜き、
次に進むことはできるだろうか？
多くのファンがきっとそれを期待していることだろう。
次に注目されるカードとしては同じ日に行われる、
内藤哲也vsエル・ファンタズモの一戦である。
おそらく初対決となるこのカードであるが、
ヘビー級転向後のファンタズモを見ていると、
これまでの動きに加え、さらにパワーも付き、
内藤哲也にとっても悔やめない相手であることは間違いないだろう。
また内藤哲也は皆さんもご存知の通り、最近武藤敬司の引退試合の相手を務め、
その武藤からプロレス界を牽引する存在であると言わしめた男だ。
ここまでの実績で言えば圧倒的に内藤哲也が有利だが、
何をしてくるかわからないファンタズモが番狂わせを起こしても驚かないだろう。
はたして内藤哲也はこの難敵に勝利し、自身の目標である東京ドームメインに
近づくことができるだろうか。
そして最後に注目しているカードは翌日の大田区大会で行われる
デビッド・フィンレーvs石井智弘の一戦である。
ここまでの実績で言えば、名勝負製造機と呼ばれ続けている
石井智弘が有利と考えられるが、フィンレーは先日のサンノゼ大会で
新日本プロレス追放となったジェイ・ホワイトを急襲し注目を集めた。
おそらくそれをもってフィンレーはヒールターンしたと考えられるが、
その全貌、そして今後の展開がここで明らかになるのではないだろうか。
そうなるとバレットクラブとの関係性が浮上してくるが、
はたしてフィンレーはどのような選択をするのだろうか。
勝負論とは別にそのあたりにも注目したいカードである。
さて今回は個人的に注目している1回戦の3つのカードを取り上げたが、
ご覧の皆さんはどのカードが気になるだろうか。
そんな楽しみしかないNJC2023は3.5 18時半スタートだ。
