5.3福岡大会初日のメイン、39分を超える死闘の末、
ジェイ・ホワイトが棚橋弘至を破りNEVER無差別級王座を戴冠した。
これでジェイは新日本史上初の4冠王者に輝いたということである。
試合は獣神サンダーライガーも激怒したように、
外道の介入など紆余曲折あったが、ジェイは常に余裕があったように思う。
そう考えるとこの勝利はある意味順当であったと言えるかもしれない。
そしてそんな4冠王が最初の防衛戦の相手に指名したのが、
NJCで敗れたデビッド・フィンレーである。
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フィンレー、お前は決着はついたって言ってたよな? でも勝敗を見れば、お前は2勝12敗。俺に大きく負け越している。恥ずかしくないのか? 決着なんてついてない。ベルトを懸けてお前の相手をしてやると言ってるんだ。デビッド、どうだ? チャンピオンの俺がお前を一人目の挑戦者に指名してやってるんだ! このギフト、受け取るに決まってるよな?
(引用:新日本プロレス公式)
これを見ると青い目のヤングライオンと呼ばれた二人が、
NEVERのベルトを賭けて戦うタイトルマッチが早々に組まれることになるだろう。
そしてその決戦の場所はやはり間もなく行われる横浜スタジアムか。
実質NEVERのベルトが第2のベルトであることを考えると、
このタイトルマッチがメインを飾ることも考えられる。
もしそうなれば、共に異国の地で苦労してきた
二人にとっても非常に感慨深い出来事になるのではないだろうか。
そう考えるとこの二人の戦いはエモーショナルな戦いと言えそうである。
さて4冠王となったジェイ・ホワイトであるが、
彼は今後このNEVERのベルトをどうしていくのだろうか。
ジェイ自身、このベルトがゴールであるとは全く思っていないだろう。
本当に自分の時代を創るのなら、狙うべきはあのベルトである。
それをゴールと考えるなら、まずはこのベルトで実績を作っておく、
それが今ジェイがやるべきことかもしれない。
上述したようにどうやら初防衛戦の相手は横浜スタジアムで
フィンレーになることは間違いないだろう。
しかし新日本プロレスはこの横浜スタジアムの後も、
東京ドーム、大阪城ホールで行われるドミニオンと
特大級のビッグマッチが続くスケジュールだ。
もしフィンレーを撃破すれば、もちろんこれらの大会でも
NEVERのタイトルマッチが組まれることになるだろう。
そうなるとその挑戦者に相応しいのはあの男しかいない。
そう、4冠王者に対抗できるのは、初代2冠王者である内藤哲也しかいないだろう。
詳細は以下の記事にも書いているのでぜひご覧いただければ幸いだ
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個人的には5.3福岡大会のメイン終了後、
内藤哲也が登場し対戦を表明するのではと考えていた。
それは逆転の内藤哲也のきっかけを作るには、
今もっともふさわしいタイトル、場面であると思ったからだが、
この私の予想は実現しなかった。
そして次にこう考えた。
ジェイvs内藤哲也のカードが横浜で切られないなら、
それはどこで行われるのか?
それはやはり東京ドームか、
もしくはドミニオンということになるだろう。
そして東京ドームのメインテーマがオカダのIWGP世界ヘビー初挑戦と考えると
もし実現するならドミニオンではないだろうか。
このようにジェイがNEVERを獲ったことにより、
いろいろな楽しみが出てきたことは事実と言えるだろう。
さあ、King Switchはこの偉業を旗印に本当のMy Eraを築くことが出来るのか、
復活なったこの男から目を離してはいけないだろう。