現在開催中のバトルオータム22の主要大会で行われている
NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント。
その1回戦として声出し応援解禁となる本日の後楽園ホール大会で
行われるメインイベントは石井智宏と成田蓮による戦いである。
先日10.10両国大会で凱旋帰国をはたした成田蓮だが、
その大会でのカードを含め(第一試合で6人タッグ)、
これまでの凱旋帰国の例と比較してもその恩恵を受けているとは言えないだろう。
また現在開催中のシリーズでも石井との前哨戦は少し後の試合に組まれているが、
それ以外は基本的に前半戦での試合となり、
これだけを見れば海外修行前とあまり変化がないともいえる。
もちろん成田自身もこの扱いに納得しているわけではなく、
両国大会の試合後のコメントではこのような想いを発言している。
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約3年に及ぶLA DOJOでの修行も、今日で終わりです。だがしかし、さっき言ったように、俺は納得してねぇよ。会社がどう俺を使おうか分かんねぇけど、俺は少なくとも、怒ってる
これは先日アップされた棚橋弘至のポッドキャストでも語られていたが、
以前は凱旋帰国と言えばビッグマッチでのシングルという
大舞台が用意されていたとのことだ。
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棚橋弘至のPODCAST OFF!! | 放送番組 | 新日本プロレスリング
また近年を見てもVTRの煽りや乱入などのインパクトがあったことを考えても、
この成田の扱いは少々不遇であると言わざるを得ないだろう。
彼の飾らないキャラクターを考えればアリということかもしれないが、
このままでは層の厚い新日本プロレスでは中々浮上することが難しいかと思う。
そんな現状の扱いを変える最初のチャンスが、
本日行われる石井智宏とのシングルマッチである。
名勝負製造機と言われる石井智宏の実力はいまさら語るまでもないが、
ここでいきなり石井を撃破することが出来れば、
成田蓮に対する周りの見方、評価が変わることは間違いない。
そしてそれと同時に後楽園ホール大会のメインイベントという
大役を無事に務め上げることが出来ればより評価が上がることになるだろう。
つまり成田蓮にとってこの一戦は、だたのトーナメント1回戦ではなく、
今後のレスラー人生を左右する重要の戦いであると言えそうだ。
ストロングスタイルの申し子と呼ばれるこの男が、
この石井との戦いを通し自らの力でここまでの評価を覆すことが出来るのか。
そして一気にタイトルも獲得しトップ戦線に名乗りをあげるのか。
そんな本日の後楽園大会は18時半スタートだ。
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