9.18、G1CLIMAX31開幕戦となる大阪大会のザック戦で負傷し、
そのままG1を欠場となってしまった内藤哲也。
長期欠場が心配された内藤哲也だが、
今週の週刊プロレス内でおそらく2~3か月の欠場となることを語っていた。
今回の欠場が年単位に及ばなかったことは
個人としても、新日本プロレスとしても不幸中の幸いと言えるだろう。
その週プロ内では1.4東京ドームを復帰の一つの目安とすると語っていたが、
それと同時に復帰時期はそれより早まるかもしれないとも語っていた。
それではもし復帰時期が東京ドームでないのならば、
いったいどの大会が有力となるのか、そしてどのような形での復帰となるのか、
ここからはそれらについて書いていきたいと思う。
現在発表されている大会から考えると、もしドーム以前に復帰するならば、
それは12.15の両国国技館が有力となりそうだ。
時期としても負傷から約3か月となり期間的にも合致することとなる。
新日本プロレスのトップである内藤哲也が復帰するとなれば、
会社としてもそれなりの舞台を用意すると考えればこの大会が最有力となりそうだ。
この両国大会は今年もBOSJとWTLの優勝決定戦となるが、
もしBOSJで盟友でもあるヒロムが連覇となれば、
内藤哲也の復帰はそれに華を添えることになるだろう。
では復帰戦はいったい誰とどのような形で行うかだが、
これに関しては予想がかなり難しいところである。
復帰後、即時に逆転の内藤哲也への歩みを始めるならば、
タイトル戦線への参入は必要不可欠であるが、
この時点で1.4のタイトルマッチの流れは決まっているはずだ。
次のWK16が横浜アリーナを含め3日間あることを考えれば、
まだ至宝のベルトを取り返すチャンスはあると言えるが、
はたして内藤哲也はどのように動くだろうか。
またもしこの方向に進まないのであれば、
現在別路線で進行しているアメリカで活躍している選手との対戦もありそうだ。
その方向で考えれば、期待されるのは現NEVER王者のジェイ・ホワイトや
リアルIWGP世界ヘビー級王者を名乗っているウィル・オスプレイとなるだろう。
ジェイとはこれまでに数々の激闘を繰り広げてきたが、
オスプレイとはこれまでほとんど対戦したことがなく、新鮮味に溢れる戦いと言える。
もし彼らと抗争が始まるのならばドーム前に展開が始まり、
WK16での決着という流れは大いにあり得るところだろう。
そして最後に期待されるのは、やはり今回のG1での対戦が決定しながら、
その対戦が流れてしまった高橋裕二郎との対決だろうか。
この元相棒との7年ぶりの対決は、今回のG1でも大いに注目を浴び、
その証拠として対決が決まっていた9.30後楽園大会のチケットは完売となった。
それだけファンの期待が高かったとも言えるので、
このまま幻となるのは惜しいカードである。
もしタイトルなどと関係なく復帰するのであれば、
この裕二郎との復帰戦の可能性はかなり高いように思う。
はたしてこの元NO LIMIT対決は実現するのだろうか。
常に試合に出場することを望み、
全国のファンに今の姿をお見せしたいと公言してきた内藤哲也。
年間最大のシリーズであり、かつドームのメインに戻るためにも
優勝を狙っていたG1を欠場したことは、相当につらい決断であっただろう。
しかし逆の見方をすれば、
今回の欠場はプロレスの神様が与えた休養なのかもしれない。
もしここから内藤哲也が再び至宝のベルトに辿り着けば、
ファンの喜びはこれまで以上のものになるだろう。
俺のプロレス人生はうまくいかないと内藤哲也はよく口にするが、
それは多くのファンも自身の人生で感じていることだろう。
だからこそ多くのファンは、内藤哲也と自身を重ね合わせ共感するわけだ。
今回の欠場ですこし回り道となったが、
リメークされた逆転劇を期待しているのは私だけではないだろう。
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