5.26後楽園大会、今シリーズ最終戦となったこの大会の中で
今後の展開に向けてのいくつかの出来事が起こった。
まずはメインイベントでCHAOSの二人に勝利した内藤哲也が、
BUSHI、SANADAとともにNEVER６人タッグへの挑戦を表明した。
逆転の内藤哲也のきっかけはこのNEVER6人からということだろう。
ついに内藤哲也がNEVER6人タッグへ足を踏み入れることが
この挑戦表明により決定的になったわけだが、
もしこのタイトルを内藤哲也が手にしたとき、
彼がどのようにこのタイトルを動かしていくのか？
大いに注目していきたいと思う。
ここ1年、YOSHI-HASHIを中心とした王者組が
作ってきた世界観とはまた違ったものが見れるのではないだろうか。
またチャンピオンチームに内藤哲也がいるとなれば、
美味しい獲物としてそれを狙うチームも数多く出てくることだろう。
個人的にはBCのジェイ・EVIL・KENTAがチームを組み対戦すれば、
今後の展開も見据えると面白くなると思うのだがいかがだろうか。
まずは内藤哲也のNEVER6人タッグ初戴冠に期待しておきたいと思う。
また5.26後楽園大会ではオープニングでオカダカズチカが登場し、
全快報告とともに、IWGP世界ヘビー級獲りを改めて宣言した。
これで開催が発表されているIWGP世界ヘビーの新王者決定戦に
オカダが出場することは決定的と言えるだろう。
現在公式に決定戦に名乗りを挙げているのはＬＩＪの鷹木信悟だけである。
現状からみるとドミニオンでオカダvs鷹木信悟による決定戦が行われそうであるが、
今後名乗りを挙げる選手が出てくる可能性もある。
このIWGP世界ヘビー級新王座決定戦がすんなり二人によるものとなるのか、
もしくは他のレスラーも加えトーナメントで行われるのかは、
間もなく公式に発表されることになるだろう。
個人的にはドミニオン前の大会でトーナメントを行い、
それを勝ち上がった二人による決定戦をドミニオンで見たいと思っているが、
はたしてどのように決定されるだろうか。
こちらも期待して公式の発表を待ちたいと思う。
ここにきて前半戦の総決算となるドミニオンに向けての動きが見えてきたが、
やはり新日本のツートップとも言えるオカダカズチカ、内藤哲也が動けば
一気に期待感が高まった印象である。
王座統一という大きな出来事もあり、混迷の時期もあった至宝のベルトだが、
前半戦が終わってみればオカダカズチカという本来納まるべきところに
納まっているのかもしれない。
またそのオカダの安定とは違い、
内藤哲也は新しい世界を見せるという役割があると言えそうだ。
個人的にはNEVER6人からNEVER無差別級へ動くのではと思っているが、
その方向はＬＩＪを結成してからは見せていない姿であると言える。
それはつまり二人が再びあの舞台で交わるため、
それに向け今後は展開が進んでいくということでないかということだ。
オカダカズチカも語っているが、コロナ禍によりダメージを受けた
新日本プロレスを盛り上げるには、やはりやるべき人間が
いるべきポジションで活躍するということが必要だろう。
今回の彼らの行動をみてそんなことを思った次第だ。
あとは6.6大阪で行われるドミニオンが無事開催されることを願うばかりである。
