(全て出典:新日本プロレス公式)
先日スマホサイト内にて『内藤哲也”自伝”』が更新された。
今回は2冠戦に至るまでの所を振り返っているわけだが、
その中で少しであるが、ジェイ・ホワイトについて語っている。
上の記事の見出しにもなっているが、内藤哲也がこの記事内で
ジェイがどこまでデカくなるのか、それともつまづいてしまうのか、
その行く末が気になると興味を示している。
他人にそれほど興味を示さない内藤哲也が、
後輩でもあるジェイの未来を気にするということが、
非常に興味深く感じたので、今回はそちらについて書いていきたいと思う。
(出典:新日本プロレス公式)
ジェイ・ホワイト。
若干26歳にして、IWGPヘビー級を含むIWGP3つのベルトを戴冠した、
現在の新日本が誇る稀代のトップヒールである。
普通に考えれば年齢などを考慮しても、
今後ますますその存在は大きくなるはずである。
つまり現時点でも完成度の高いレスラーであると思うが、
その伸びしろはまだまだ計り知れないということであろう。
内藤哲也の言葉を借りれば、どこまでもでかくデカくなると言えそうだ。
では内藤哲也がもう一つの行く末としている、
何かにつまづくというようなことが今後ジェイに起こりえるのだろうか。
内藤哲也のこれまでの軌跡から紐解いてみると、
それに当てはまるには、『ケガでの欠場』、『ファンからの反発』
というところであろうか。
スターダストジーニアスと呼ばれ、次期エース候補として、
ファン、そして会社の期待を一身に集めていた内藤哲也だが、
ヒザのけがでの長期欠場、
そしてファン投票によるドームメインからの格下げ、
また全国各地のファンから浴びる大ブーイング。
今となってはそのすべてを自分への糧とした内藤哲也だが、
当時はきっと自身でも大きな躓きと感じただろう。
翻ってそれらのことをジェイに当てはめて考えてみるとどうだろうか。
ケガのリスクは別として、ファンから反発を食らうという躓きは
中々考えにくいところである。
理由としては当時、ベビーフェイス然としていた内藤哲也は、
反発を食らいやすい状況であったが、
ジェイはそもそもトップヒールという立ち位置である。
またジェイは圧倒的にヒールとしてファンの心を掴む、
つまりファンのヒートを買い、ブーイングという名の声援を
誘発することに長けている。
おそらくブーイングを浴びていた当時の内藤哲也より、
その能力は長けていると言えるだろう。
よってヒールに対するファンの反発、
つまり無視、無反応というような状況が起こることは
考えにくいかと思われる。
ここまでのところをまとめてみると、
内藤哲也がどうなるかと気にしているジェイの行く末だが、
どこまでもデカくなる確率の方が圧倒的に高そうである。
これは何を意味しているかというと、
数年後、近未来のの新日本を想定しても、
ジェイはオカダカズチカの対立軸として、
その存在をますます強固にしているということである。
またジェイには今後本格的に始動するであろう、
海外進出の旗手という大役も与えられるはずだ。
もちろんオカダを筆頭とした日本人選手も
一体となり盛り上げるはずだが、
英語でのアピールという、海外においての言葉の壁がないことは、
やはり言葉の壁が薄いと言われるプロレスというジャンルでも、
メリットであることは間違いない。
つまりリング上でのトップヒールとしての役割、
そして海外進出のキーパーソンとしての役割、
ジェイはそれらのポジションを任されることになると思う。
つまり今後新日本プロレスに在籍している限りは、
今以上になくてはならない存在になるはずである。
現在はコロナ禍の影響で、欠場を余儀なくされているが、
早くいけばG1からその姿を再び我々の前に見せてくれるだろう。
そして復帰するやいなやきっと展開の中心へと位置するはずだ。
ジェイ・ホワイト。
この若きモンスターはどこまでも強欲に、かつ狡猾に
これからも全てのモノを手に入れようとするはずだ。
そしてその時我々ファンは、彼の掌の上で、
ブーイングという名の声援を送ることになるだろう。
PS
本日15時よりDOMINION開催!