6.21後楽園ホール大会。
超満員札止めとなった今大会のメインで行われた、
石森太二vs高橋ヒロムのIWGPジュニアヘビー級選手権。
まさに現在の新日ジュニアの頂点である二人が戦ったこのタイトルマッチは
36分を超える激闘の末、石森太二が勝利した。
BOSJを3連覇し満を持しての挑戦であったヒロムだが、
石森の前に無念の敗退となってしまった。
そしてそんな激闘を制し、絶対王者となった石森の前に登場したのは、
噂されていたあの男だった。
そうWWEを退団し復帰が噂されていたKUSHIDAである。
そしてKUSHIDAは石森に対しこのようなマイクアピールを行った。
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おひさしぶりです、KUSHIDAです!(場内拍手)。いま、契約書にサインをしてきました! 新日本プロレスに復帰します!(場内拍手)。
ロスに引っ越して、残りのプロレス人生の時間をすべて、新日本プロレスの発展に捧げます(場内拍手)。
石森さん! おめでとうございます! すばらしい試合でした! そして、超満員札止め、おめでとうございます(場内拍手)。
強すぎちゃって、挑戦者がいなくなっちゃったんじゃないですか?(場内拍手)。どうです? (石森がマイクで答えようとすると、それを制止して)いるんだよ、ここに俺が!(場内拍手)
そうKUSHIDAはいきなりのタイトル挑戦のアピールを行ったのだ。
たしかにデスペラードからタイトルを獲り、ヒロムを破った石森が
挑戦者不在になったことは事実である。
そんな中再び新日本プロレスに登場したWWE帰りのKUSHIDA。
ではこのKUSHIDAの登場で今後のジュニア戦線は変化するのだろうか。
まず現在の新日ジュニアを整理すると、
石森太二、高橋ヒロム、エル・デスペラードの3人が抜けた存在として君臨している。
その下には新日本プロレス生え抜きであれば、SHO、YOH、ワトなどがいるが、
まだ上の3人とは差があるといっていいだろう。
ベテラン勢でいえば金丸義信や田口隆祐も実力者として存在しているが、
タイトル戦線の中心に絡んでいるというわけではない。
つまり今の新日ジュニアは外国人選手を除けば、
トップ選手を驚かせる存在がいないということである。
そう考えるとKUSHIDAはそんな状況をカバーすることが
できる存在となりえるかもしれない。
そしてKUSHIDAといえばこの男の存在を忘れてはいけないだろう。
そうそれは、LIJのBUSHIである。
BUSHIの名場面として語り継がれる、毒霧を噴射しての挑戦表明、
そしてタイトル奪取という展開を覚えている方も多いだろう。
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近年はタイトル戦線で目立った活躍のないBUSHIだが、
ライバルと言えるこの男が帰ってきたからには、黙ってはいないはずである。
はたしてBUSHIはKUSHIDAに対しどんなアクションを見せるだろうか。
さて3年ぶりに新日本プロレスの復帰することになったKUSHIDA。
このKUSHIDAに対しては、各選手いろいろな思いがあるはずだ。
その各選手の思いが今後どのようなアクションへとつながるのかに
大いに期待したいと思う。
ただ一つ言えることは今後ますます新日ジュニアの戦いが
面白くなることは間違いないということだ。