ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】IWGP世界ヘビー級王座についての考察

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

6.7ドミニオンでの王座決定戦により、第3代王者として鷹木信悟が初めて

新日本プロレスの至宝のベルトを戴冠した。

 

 

多くのファンがIWGPヘビー級時代の絶対王者、

オカダカズチカの勝利を予想していたかと思うが、

その大方の予想を裏切り鷹木信悟が勝利したわけだ。

 

 

この鷹木信悟の勝利は今後のこのベルトの展開を

考えるうえで大きな出来事と言えるだろう。

 

 

それはつまりIWGPヘビー級時代のいわば

限られた選手しか巻けないベルトではなく、

 

 

ファンからの支持や納得させる実力があれば、

誰にでもチャンスがあるということかと思う。

鷹木信悟の戴冠はそれを明確に示したのではないだろうか。

 

 

3.4の武道館で飯伏幸太がエル・デスペラードを下し

初代王者に就いてから約3か月。

 

 

途中オスプレイの返上というアクシデントがあったが、

すでに3人目の王者が生まれた。

 

 

計算上では1か月に1回王者が変更されるという

これまでのIWGPでは考えられないスピード感である。

 

 

これはつまり今後のタイトルの展開においても、

以前のオカダが1年以上保持していたというようなことは

おそらくないということだろう。

 

 

時の勢いを乗ったレスラーがどんどん挑戦していき、

タイトルを掴んでいく。そのような性質になるのではないだろうか。

 

 

そうなると懸念されるのはタイトルの重みという部分かと思うが、

以前の情報が閉鎖された時代ならその部分は重要かと思うが、

今は世界中の情報がいつでもリアルタイムに見れる時代である。

 

 

それはすべての消費サイクルが速くなるということだが、

もちろんそれはプロレスにも当てはまることであるかと思う。

 

 

それをひとことで言うと圧倒的に飽きるというスピードが速くなるということだ。

そのような背景を考えると今後も短期的なサイクルで王者が変わっていくのかもしれない。

 

 

またここまでの歴代王者である初代王者飯伏、

2代王者オスプレイ、そして3代目の鷹木信悟。

彼らには多くの共通点があると言えるだろう。

 

 

これはすでに多くの場所で語られているが、

彼らは全ていわゆる外様であり、

かつジュニアヘビー級からヘビー級へ主戦場を移した選手である。

 

 

つまり現在のプロレスを象徴するパワーとスピードを兼ね備えた

ハイブリッド型の選手たちであるということだ。

 

 

そしてこの流れが今後続くのであれば、

次の筆頭候補はやはりSANADAであるだろう。

 

 

SANADAはジュニアを経験しているわけではないが、

究極のオールラウンダーと言える選手である。

IWGPのみを追い求めていたこの男にはたしてチャンスは訪れるだろうか。

 

 

しかしこのような流れが続くと、その揺り戻しとして

俗に言う生え抜き待望論が今後生まれてくるだろう。

 

 

特に長く新日本プロレスを応援しているファンから

そのような声が挙がってくるのではないかと思う。

 

 

そして生え抜きの代表格といえば、思い浮かぶのは

棚橋弘至、内藤哲也、EVILあたりになるだろう。

 

 

彼らは皆IWGPヘビー級王座を戴冠したレスラーたちだが、

現状は新しい至宝のベルトからの距離は離れている印象である。

当然どこかの場面で彼らが動き出すことは間違いないかと思う。

 

 

そして生え抜きと言えばやはりこの男を忘れてはいけない。

それは”荒武者”後藤洋央紀だ。

 

 

いまだ頂点のベルトに届いておらず、IWGP挑戦自体も5年間離れている

後藤であるが、ライバルとも言える鷹木信悟が先に頂点に立った今、

思うところがあるだろう。

 

 

その気持ちはこのツイートに集約されていると思うが、

はたして今また多くのファンから浮上している、

荒武者待望論に応えることが出来るのか、注目されるところである。

 

 

さて次のIWGP世界ヘビー級のタイトルマッチは、

場所はまだ未定だが鷹木信悟と飯伏幸太の対戦となることは決定的である。

 

 

つまりどちらが勝利しても現状の流れは変わらないことになるが、

その先は誰がこの至宝のベルトを狙うことになるのか。

その部分も今後大いに注目していきたいと思う。

 

 

 


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