ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】 棚橋弘至が作りたい新しい新日本プロレスとは何か?

 

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(出典:新日本プロレス公式)

www.youtube.com

 

少し前の話であるが、G1クライマックス30広島大会の試合後、

新日本のエースにしてアイコンと言える

棚橋弘至が以下の内容のコメントを語った。

(※ときどき言葉に詰まりながら)観客・が・開放になって、お客さんが・来てくれる。ホント、うれしい。うれしいけど、やっぱりその、お客さんの席数には制限があって。ハア……(会場に)来たくても、来れない人いるんだろうなあって思ったりとか。ハア……こういうタイミングで、好きだったプロレス、離れちゃったら寂しいなあとか、考えて……(※汗まじりで涙が頬を伝う)。ハア……けど、俺の気持ちは、誰ひとり! 置いていかないから。全員、連れていくから。……(※涙をこらえながら)……ケガで休んでる選手、試合数の関係で出れない選手、みんな仲間だから。柴田(勝頼)選手もそうだよ。絶対、誰ひとり置いてかない。絶対、また新しい、新日本プロレスを作っていきたい。(※少し涙声になって)そして……絶対、それは俺、この手でやりたい。やって見せるから。

 (引用:新日本プロレス公式)

 

 

この大会のメインで勝利した棚橋弘至は涙を流しながら

締めのマイクを行ったが、それに続きバックステージコメント

でも涙を流している。

 

 

この時棚橋弘至に去来していた思いとは何か?

そして棚橋弘至が作りたい新しい新日本とは何か?

今回の記事ではそのあたりについて考えてみたいと思う。

 

 

棚橋弘至にあの日去来していた思い

 

 

まず前回の記事で新日本内での生き残りが今後激しくなるだろう

という主旨の記事を書いたのだが、そのあたりのことが

大きく関係しているように思う。

www.hi-jyapw.com

 

 

 

 

コメント内にある、『誰ひとり置いていかない』、『全員を連れていく』

この言葉がキーワードになると思うのだが、

 

 

これは逆説的に捉えると、今の状況のままであれば、

それが難しいということではないかと考えられる。

つまり現在の陣容を維持することが難しいということだ。

 

 

棚橋弘至がこの日見せた涙の意味は、

このような事実、思いがあったからではないかと思う。

 

 

棚橋弘至が現在新日本プロレス内で、

どのようなポジションに位置しているかは定かではないが、

一選手の枠を超えた存在であることは確かだろう。

 

 

つまり一定の発言権などはあるかと思われるが、

棚橋弘至をもってしても、どうにもできないことが

あるともいえるかもしれない。

 

 

これは推測でしかないが、内容から推察すると、

やはり幾ばくかの人員整理が行われるのではないだろうか。

 

 

時として会社は生き残るために非情な決断を下さなければならない。

また当然棚橋弘至もそのことは頭では十分理解しているだろう。

 

 

しかし頭で理解していても、人には感情というものがある。

それがこの時に溢れ出たということではないだろうか。

 

 

棚橋弘至があの日去来した思いをまとめると

このようなことになるのではないだろうか。

 

 

棚橋弘至が作りたい新しい新日本プロレスとは

 

それではここからは俗にいう暗黒時代から新日本プロレスを

V字回復に導いた立役者である棚橋弘至が作りたい

新しい新日本プロレスとはどのようなものか考えてみたいと思う。

 

 

まず棚橋弘至が経験していると言える時代は、

先に書いた暗黒時代、そしてそこからV字回復を図った時代、

そして最盛期と思われる現在の時代と言えるだろう。

 

 

この様々なフェーズを経験した棚橋弘至が、

新しいというわけであるならば、その目指すべきものとは

このどの時代にも当てはまらないということだろう。

 

 

ではその新しい新日本プロレスのポイントとは何だろうか。

『また新しい新日本プロレスをつくる』

 

 

これを自分なりに読み解くと、それは今ある体制というものが

一旦なくなりそして壊れるということだろうか。

 

 

そう思うと直近にメイ社長から

大張社長への交代という大きな節目があったが、

それとも関係しているのであろう。

 

 

つまり代表者が変わったことで、

経営方針も変化したととれるのかもしれない。

 

 

その方針が今の人員体制を維持できないと

いうことならば全てのことが合点がいく。

 

 

もしかすると棚橋弘至はその方針に抗い、

新しい新日本プロレスという価値観を作って、

全ての選手を救おうとしているのかもしれない。

 

 

では具体的にはどのような策が考えられるだろうか?

 

前提として、『全員を連れていく』から想像すれば

それはトップ選手以外の選手にも活躍の場を作るということが考えられる。

 

 

となればその最善策として2リーグ制が挙げられるだろう。

これはWWEも採用している手法だが、

単純に興行数も増え、また選手もその分必要となる。

 

 

これがもし採用されれば、まさに全員を連れていくことが可能となり、

まだ見たことのない新しい新日本プロレスと言えるだろう。

 

 

これはあくまで私の想像であり、棚橋弘至がどう考えているかはわからない。

しかし新日本内で何かが動き、変わろうとしていることは間違いないだろう。

 

 

新日本全体を俯瞰し、新しい世界を作る。

これはきっと棚橋弘至しかできない役割であるだろう。

 

 

新日本プロレスを暗黒時代からV字回復に導いた立役者である

エースは次はどんな世界を我々に見せてくれるのだろうか。

大いに期待しておきたいと思う次第である。

 

 

 


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