G1CLIMAX32シリーズ第10大会となる8.2静岡大会。
全20大会で行われるG1CLIMAX32も丁度半分をむかえたということだ。
そしてこの日個人的に一番注目していたカードは、
上の写真にあるKENTAvs後藤洋央紀の一戦である。
これまで対戦相手が持つ棒状のものに対し
執念を見せていたKENTAだが、もちろん今回も後藤洋央紀が持つ
邪羅蛇羅棒に大きな興味を示している。
それはこのKENTAのツイートを見ればよくわかるだろう。
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じゃら~じゃらら〜じゃらら〜
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2022年7月31日
やっぱり
今日も明日もあなたに逢いたい
じゃら~じゃらら〜じゃらら〜
だけど
今日も明日もあなたに逢えない
ずっと ずっと ずっと…
一緒にいようね pic.twitter.com/Jzi1uUZfaI
そして実際に試合でもその邪羅蛇羅棒を巧みに使い、
後藤洋央紀を倒し、G1CLIMAX32初勝利を挙げた。
その後さらにセコンドのヤングライオンに
バックステージに持っていくよう要求した。
最終的に愛しの邪羅蛇羅棒を強奪することはなかったようだが、
この日の戦いはまさにKENTAにとっては会心の勝利といっていいだろう。
そしてこの試合の結果を持ってついにCブロックから全勝が消えた。
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この星取表をみてもわかるように、
まさに前評判通り大混戦の様相を呈してきたわけである。
現時点ではおそらく全員にまだ可能性があると思われるが、
次戦の松山大会で行われる内藤哲也vsアーロン・ヘナーレの
敗者は3敗となるので、事実上ブロック突破の望みは絶たれるだろう。
そして同じ松山大会で行われる棚橋弘至vsEVILに関しては、
ともに現在1敗だけに勝てば有利な立場になるだろう。
はたしてこの混戦のCブロックを勝ち抜けるのはいったい誰になるだろうか。
またこの日のメインイベントではオスプレイが
フィンレーに敗れるという波乱があった。
これによりフィンレーは鷹木信悟、オスプレイという
このブロックの2強というべき選手を破ったということだ。
そう考えるとフィンレーは残り2戦連敗しなければ、
かなりの確率でブロック突破が見込めることになるかと思う。
もしこのままフィンレーが決勝トーナメントに進出することになれば、
同時期に入門した現IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイトに
一歩近づくことになるだろう。
はたして遅れてきた青い目のヤングライオンは
新日本の頂点に君臨する同期に追いつくことが出来るのだろうか。
フィンレーにとっても勝負の夏と言っていいだろう。