ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】KENTAとの戦いでヒロムは何を見せることができるのか?

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

10.3愛知大会のAブロック公式戦でオーカーンとの戦いを制し、

4勝目を挙げたKENTA。

 

 

次のAブロックの戦いは10.7広島大会となるが、

そこでKENTAはリーグ戦ではなく、

高橋ヒロムとのSPシングルマッチが予定されている。

 

 

このSPシングルマッチは内藤哲也の負傷欠場により生まれたカードであるが、

最近ヒロムが提言したジュニアとヘビーの境界に対する発言や

愛知大会の試合後のKENTAのコメントなどから、かなり注目度が高まったと言える。

 

 

ではまずは愛知大会のKENTAのコメントをご確認いただきたい。

ほんで次。次は……(10.7)広島か。(相手は)高橋(ヒロム)……高橋。ホントは(内藤)哲也だったけど。高橋……。あれも変わってるわな。俺、あいつのメンタルの強さ、認めてる部分ある。だって、あいつもう30(歳)過ぎてんでしょ? 

30過ぎてだって、(※ヒロムが写真を撮影される際の顔マネをしながら)こうやって写真取れる、普通? 自分が32、33の時にそれで撮れって言われたら、もう恥ずかしいわ。20代そこそこのヤツがやること30代でやってんだから相当なメンタル。(しみじみと)いやあ、すごいわ。

で、なんか、ジュニアとヘビーがなんちゃらとか言ってるのを見たよ。まあ俺も、ちょうど彼ぐらいの歳……まあまあ、30代の前半か、対ヘビー級っていうのでやってきて、そんなかで自分っていうモノを見つけてきて、また本格的に対ヘビー、俺の方がこの団体のトップなってやるって思い出したのはたぶん……彼と同じ(歳)ぐらいの時かな、たぶん。でも、ひとつ言いたのは、その時巻いたNOAHのジュニア(のベルト)……まずヘビー級より面白いもんを見せてやるって。その上で、その上で、この団体に行くんだったら俺ヘビーやってやるっていう、そういうのが俺のアレ(姿勢)だったよ。まず、ああだこうだ言うんだったら、まずテメーのとこのジュニアヘビー、ヘビー級より面白いもん見してから発言しろ。まあ、あれだけ舌出したりして写真撮れるんだから言えるんだろうけど。まあ俺は、しょせん外様だから。別に彼のことがかわいいわけでもなければ、別にふざけんなとかいうのもないし。俺はホントに第三者。そんなことないっていう意見がある人、はいはいわかった、それもう自分とこでとどめといて。別に言わなくていいから。俺の意見を言ってるだけ。まあ、楽しみにしといて。

(引用:新日本プロレス公式)

 

上記は今回のコメントでKENTAがヒロムについて語ったところを抜粋したが、

それでもかなりの文量であるところから考えても、

KENTAも相当意識していると言えそうだ。

 

 

それもそうだろう、今回ヒロムが提言したジュニアとヘビーの境界が曖昧、

つまり宣言さえすればヘビー級となる現状に最もリンクしているのは、

他ならぬこのKENTAだからだ。

 

 

見てもわかる通りKENTAはジュニアヘビー級の体格ながら、

ヘビー級を主戦場に闘っている。

 

 

つまり見方を変えればKENTAはヒロムが語っている階級の境界の曖昧さを

体現しているレスラーとも言えるだろう。

 

 

これは決してKENTAがヘビー級で通用していないというわけではなく、

客観的な事実であることだ。

 

 

つまりヒロムからすれば、なぜジュニアの体格でありながら、

ヘビー級に主戦場を移し戦うのか?

その理由を戦いを通して知りたいということではないだろうか。

 

 

またKENTAは今後ヒロムが目指すべき道を

他団体で成し遂げた先人というべき存在でもある。

 

 

ヒロムの夢はジュニアヘビー級のまま、IWGP世界ヘビー級のベルトを巻く

ということは有名な話であるが、

 

 

KENTAもまた今回のコメントで語っているように、

NOAHでヒロムと同じ夢を志し、最終的にはGHCヘビー級のベルトを戴冠している。

 

 

今のKENTAからは想像がつかないファンも多いかと思うが、

彼はそういった意味ではヒロムが今後成し遂げたいことを達成した

モデルケースとなる人物であると言える。

 

 

そう考えると今回のKENTA戦でヒロムが得るものは

きっと大きいのではないだろうか。

 

 

では最後に今回の戦いがどのような展開となるかについて書いてみたいが、

これはKENTA次第ということになるだろう。

 

 

試合までの経緯を考えれば、真っ向勝負という展開であるが、

あえてKENTAがスカす方向でいくことも十分にあるだろう。

 

 

またスカすというパターン以外にも、

ヒールモードでいくこともあり得るかと思う。

つまり昔のKENTAではなく、今のKENTAを見せるということだ。

 

 

しかしヒロムが求めているのは、おそらく今のKENTAではなく

あの頃のKENTAであろう。

 

 

それに乗るのかはKENTA次第であるが、どちらにしても言えるのは

この試合はただのSPシングルマッチではないということだ。

 

 

はたしてこの戦いの先にはヒロムが求めている答えがあるのだろうか。

10.7広島大会のこの第2試合は見逃し厳禁である。

 

 

 

 


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