(出典:新日本プロレス公式)
戦いの舞台を北海道に移し、再開されたG1クライマックス30。
当記事では、その北海きたえーる2連戦の初日、
Aブロックの戦いについて書いていきたいと思う。
1戦目に続き、この2戦目も因縁深きカードが目白押しであった。
何かが起こる伝説の地北海道で、今年もサプライズが起きたのか。
ここからその激闘を振り返ってみようと思う。
まずはこの男について書かないわけにはいかないだろう。
それはG1に5年ぶりに復活した高橋裕二郎についてである。
今大会の対戦相手は、再開後から因縁が続くオカダカズチカであった。
早い話、相手はプロレス界のトップオブトップのオカダである。
皆さんの予想もほぼオカダ勝利の一択であっただろう。
結果だけでいうと、その通りになった。
しかし個人的にはこれまで見た裕二郎の中では一番最高に見えた。
そう思ったファンの方もきっと多いのではないだろうか。
この試合では、これマジ!、でオカダに勝つのでは、
と思った瞬間が何度もあった。
というかぜひとも今回は勝ってほしかった。
その願望は惜しくも叶わなかったわけだが、
この試合を通じ、裕二郎の株はさらに爆上がりしたはずだ。
今回のG1で裕二郎がどのような成績で終わるのかはわからないが、
今後は新日本のメインストリームに是非とも加わってほしいと、
心から感じた次第だ。まずは早く1勝を挙げてほしいと思う。
次は若き天才の二人、ジェイ・ホワイトとウィル・オスプレイ
について書いてみたいと思う。
この二人はまさに比類なき天才であると思うが、
それぞれ進化している方向は違うのではと感じている。
ジェイについては、よりクラシカルに方向に
オスプレイについては、より現代的に進化していると思う。
また驚くことに二人はともにまだ27歳である。
このままずっと継続的に新日本にいてくれるのなら、
今後この二人はより圧倒的な存在へと昇りつめていくことは間違いない。
今回のG1での彼らの戦いぶりを見ていると、
本当に末恐ろしいと感じるが、それは多くの方も同様だろう。
彼らが今回のG1で優勝すること、
そしてIWGPヘビーなどを二人で争うことなどは、
全くもって夢物語などではない。
そしていつかこの二人が手を組むことなどがあれば、
そのコンビを止めることは、きっと誰にもできないだろう
そんな姿を一度は見てみたいと思う次第である。
さて今大会を終えて、まだ2試合の段階であるが、
全勝はすでにジェイ、オスプレイ、タイチの3名だけとなった。
まだまだ序盤戦ではあるが、
この3名が今後を占ううえで有利であることは間違いないだろう。
特に上述したことだが、ジェイ、オスプレイの連勝は、
他の選手たちも脅威に感じていると思う。
誰がこの二人の若き天才を止めるのかが今後の注目点となりそうだ。
では最後にAブロックの次のカードを見てみよう。
↓
(出典:新日本プロレス公式)
次戦の神戸ワールド大会の注目は、やはり後半の2試合となるだろうか。
オカダ対ジェイ、そして鷹木信悟対オスプレイ。
両カードともに非常に因縁深き選手同士が争うカードであると言える。
特にオカダとジェイにとっては、まさに2年前のこの会場で袂を分かったのである。
外道も含めたこの3人の因縁の結末はどのようになるだろうか。
またもう一方のカードは、昨年のBOSJの決勝戦の再現であり、
当初のNJC一回戦で組まれていたカードだ。
コロナ禍の影響で流れたカードが、このG1という大舞台でついに実現する。
現在の両者は、オスプレイ2連勝、信悟2連敗と好対照だが、
この二人の戦いにおいては全く関係ないことだろう。
オカダ、鷹木信悟は、Aブロック序盤を
ひた走るこの二人を止めることが出来るだろうか。
個人的にはその可能性は十分にあるのではと思っている。
Aブロック決定進出者は?
スーパージュニアは開催される?