ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

【新日本プロレス】最近の新日本プロレスに対するファンの反応について考えてみる

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

最近いろいろな場所で目にする、最近の新日本プロレスに対する賛否両論。

賛否両論と書いたがそのほとんどは非難と言っていいだろう。

 

 

その中で一番数多く非難を集めているのは

介入に関した不透明決着というところだろうか。

 

 

これは主にヒールユニットであるバレットクラブ(以下BC)に対してのモノだ。

そしてそれはEVILとD・東郷の二人に集中している。

 

 

ヒールレスラーであればファンのヘイトを集めるのは勲章とも言えるが、

今回の場合はそれとは少し異質である印象だ。

 

 

ファンが展開としてそれを楽しんでいるのではなく、

リアルに嫌悪感を感じそれが観客動員にも影響している。

端的にまとめるとこのようなイメージだろうか。

 

 

これはファンの層がそれだけ変化している証拠とも言えるだろう。

また同時に団体とファンの間の関係性も変化しているのかもしれない。

 

 

昨今のSNSの発展により団体側も大きなメリットはあったかと思うが、

その代償として急激にファンとの距離がなくなってしまった。

それはリアルとエンターテイメントのバランスが崩れたとも言えるだろう。

 

 

プロレスとは何か?をここで語ることは避けるが、

他にはない特殊なジャンルであるということは間違いないかと思う。

それはプロレスがスポーツエンターテイメントと呼ばれることでもわかるだろう。

 

 

スポーツとエンターテイメント。

相反する言葉が共存することから見ても、そのバランスが極めて重要である。

 

 

それが今はファンの想いと合致していないのかもしれない。

現在のこの展開はそれが大きな要因ではないだろうか。

 

 

では現状のこの状況を打破するにはいったい何が必要だろうか?

SNSでの意見がすべてではないが、現在多くのファンがここまでの反動で

クリーンな決着を求めているとすれば、

 

 

溜まったフラストレーションを発散させるためにも

勧善懲悪の展開を提供する必要があるだろう。

つまりベビーフェイスがヒールを倒すというプロレスの原点とも言える姿である。

 

 

直近の大会で言えば、大阪城ホールの初日で、

オカダカズチカがEVILを完膚なきまでに倒し、タイトル戦線への復帰を宣言する。

今多くのファンが求めているのはこのような姿ではないだろうか。

 

 

またその他に多く挙がっている意見としては、

カードや展開のマンネリ化というものが挙げられる。

 

 

これは常について回る課題だが、現在のコロナ禍ではよりそれが顕著と言えるだろう。

それにプラスし上述した不透明な決着が続き、全体にネガティブな空気感となっている。

 

 

しかし新日本プロレスはこれまでさまざまなことを経験し、

約半世紀近く続いてきた団体である。

今回の件もきっとファンの声を糧にし乗り越えてくれるだろう。

 

 

そしてそれの大きな起爆剤となるきっかけは、やはり世界規模で行われそうな

AEW、インパクトレスリングとの協働路線だろうか。

新たな展開を構築するには、この協働路線は最高の戦略であると言えるだろう。

 

 

新日本のトップである内藤哲也、オカダカズチカ、棚橋弘至などが

AEWサイドのケニーなどと絡んでいく。

 

 

そしてそこにバレットクラブのイデオロギー闘争なども加味すれば、

このネガティブな流れは一気に払拭されることは間違いないだろう。

ファンが今見たいものはきっとそんな新しい何かではないだろうか。

 

 

 


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