(出典:新日本プロレス公式)
新日本プロレスの頂点に立つ2冠王者、内藤哲也。
彼にとって5月27日という日は特別な日である。
この5月27日、内藤哲也にとって3つの大きな出来事があったという。
執筆現在、ブログにてそのうちの2つの出来事が明らかとなっている。
1つ目は2006年5月27日、
新日本プロレスのレスラーとしてデビューした日。
そして2つ目は2015年5月27日、
メキシコでロスインゴベルナブレスに加入した日である。
まさに内藤哲也にとっては、
人生のターニングポイントとなる運命の日と言えるだろう。
内藤哲也にとって2006年の5月27日は少年時代から追い続けていた
『新日本プロレスのレスラーになる』
という夢が叶った人生最良の日であったと言えるだろう。
それからロスインゴベルナブレスに出会うまでの9年間は、
内藤哲也にとってどのようなものであっただろうか?
入門から6か月でのデビュー、
スターダストジーニアスの名の元、次期エースと呼ばれていた時代、
ファン投票でドームのメインから格下げとなったオカダとのIWGP戦、
そして全国で巻き起こったブーイング。
まさにレスラーとして、嬉しいこと、悔しいこと、哀しいこと、
全てを経験した9年間と言えるだろう。
そして全国からブーイングを浴び続けた内藤哲也は、
2015年、己を変えるべくメキシコへ旅立った。
そしてこれは偶然か、そして運命なのかは誰にもわからないが、
デビューと同じ日にロスインゴベルナブレスに加入したわけだ。
そこからの内藤哲也の活躍は皆さんご存知の通りであろう。
全国各地でブーイングを浴び続けた男は今、
誰よりも大きな圧倒的な声援で迎えられるほどの変化を見せている。
内藤哲也の言葉で言うと、『手のひら返し』というものだ。
そしてプロレス界全体で見ても2年連続プロレス大賞を獲得するなど、
名実ともに業界のトップオブトップと言える存在である。
また現在の新日本プロレスのリング上においても、
史上初のIWGPヘビー、ICの2冠王者に君臨している。
まさに5年前の5月27日、ロスインゴベルナブレスに出会い、
己を解放することにより、その後の運命を切り開いたと言えるだろう。
そして2020年5月27日、新日本プロレスはかつてない状況におかれている。
コロナウイルス感染拡大の影響により、
長期間興行がストップしているという未曽有の事態の中にある。
それはつまり新日本プロレスが今年描いていた、
そして2冠王者内藤哲也が描いていたストーリーが、
すべてストップしていることを意味する。
緊急事態宣言も解除され、
まもなく新日本プロレスも動き出すことだろう。
その時、このピンチをチャンスに変えるべく内藤哲也は
我々ファンに何を見せてくれるだろうか。
このイレギュラーな事態となってしまった2020年を、
再びこれまでの姿に戻すことが出来るのは内藤哲也しかいないはずだ。
まだ2冠王者として、ファンに見せていないことは、
きっとたくさんあるはずだ。
そして内藤哲也は2冠王者として、
それを我々に見せる義務があるというわけだ。
来年2021年、5月27日は内藤哲也のデビュー15周年となるが、
その時内藤哲也は、どのような姿でいるだろうか?
2冠王者のままでいるのか? または別の姿なのか?
全てはディスティーノであり、トランキーロということだろう。
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