ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】 EVILは結局何がやりたいのか? ~内藤哲也からの最後のエール~

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(出典:新日本プロレス公式)

 

本日の大阪大会にて開催される内藤哲也とEVILによる2冠戦。

それを前に先日東スポ紙上で内藤哲也がEVILに対し

以下の言葉を投げかけた。

『ドームで戦いたい相手がいる』と思わせぶりに言ってたのに、話題にならないからってジェイ・ホワイトとあっさり(東スポ紙上で)発表したのはガッカリだったね。俺に対していろいろ言ってたけど、じゃあ結局、EVILは何がやりたいの? ビジョンが全く見えないし、揚げ足取りのような発言ばかりじゃ、俺にもお客さまにも何も響かないよ

(引用:東京スポーツ) 

 

(該当記事はこちら)

www.tokyo-sports.co.jp

 

 

表面上は辛辣な言葉のように思えるが、

これは内藤哲也が2冠戦を前にEVILに送る

最後のエールのような気がする。

 

 

ファンには想像する楽しみ、余白を残しておかないといけない。

自分がやりたいこと、ビジョンは

何らかの形で発信しなければファンには伝わらない。

 

 

内藤哲也は上に書いた二つのことを改めて

EVILに伝えたかったのではないだろうか。

 

 

形は違うが今EVILが進んでいる道は、

かつて内藤哲也が進んできた道だ。

 

 

つまり内藤哲也はかつての自分と重ね合わせ、

ここでどうすればよいかという正解を知っているということだ。

 

 

これまでのコメントなどを見ていると、

いつもの口調でこき下ろしてはいるが、

行動のヒントになるようなことを度々口にしている。

 

 

これは一般の仕事でも言えることだが、

内藤哲也は実践を通しヒントを与えることで、

EVILが自分で今するべき行動が何であるかに気付いてほしいのである。

 

 

敵対する関係上、これ以上のことは難しいだろうが、

おそらく内藤哲也は今もEVILに対して特別な思いを持っていると思う。

だからこのようにエールを送り続けるのだろう。

 

 

ではEVILが今、そしてこれからするべきこととは何だろうか。

それはBC入りした理由、目指しているものなどをファンに伝えることだ。

これはきっとこの答えしかないかと思う。

 

 

私も含めたファンの立場からすると、

LIJを裏切ったこと、理由は理解しているかと思う。

 

 

しかしそこから先、なぜBC入りしたのか、

LIJを裏切ってまでBCでやりたいこと、

目指しているものは何なのか。

 

 

その部分が全くといっていいほど見えていない。

これがきっとファンがEVILに抱くモヤモヤの正体かと思う。

 

 

この部分を明確にファンに伝えないことには

多くのファンはEVILにノレないように思う。

 

 

逆に考えるとそれが見えればファンは

今のEVILをもっと応援するようになるだろう。

 

 

もちろん展開上言えないこともあるだろうが、

ジェイと直接対決しBCを制圧したいのか、

もしくは別のプランがあるのか、

 

 

つまりEVILのビジョンがどこにあるのか、

ファンはきっとそこを知りたいのである。

 

 

またここからは完全に想像の域だが、

このBCの内紛は他のユニットも巻き込み

進んでいくような気がしている。

 

 

それはTHE EMPIREという新ユニット発足とも

大いに関係しているであろう。

 

 

つまり今後の新日本プロレスでは

ユニット再編という展開が

繰り広げられるということではないだろうか。

 

 

それがダブルドームの一つのテーマであるならば、

よりそのカギを握るであろうEVILの言葉は重要であると言える。

 

 

またきっと今EVILはユニットリーダー足りえるかを

試されているとも言えるだろう。

本当に任せて大丈夫なのか? 会社は半信半疑なのかもしれない。

 

 

闇の王であり続けることができるか、

ここからドームまでの行動は

EVILにとっては今後を占う分岐点であるだろう。

 

 

そう考えると本日の大阪大会で2冠王者に返り咲いても、

仮にもし敗れたとしても、

その口から今後のビジョンが語られることを願うばかりである。

 

 

最後に。

批判されることが多い今のEVILだが、

期待されない選手はその批判すらされないわけだ。

つまり多くのファンはEVILに期待を寄せているということだ。

 

 

 


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