どんたくシリーズ最初のタイトルマッチである、
NEVER無差別級6人タッグ選手権が近づいてきた。
話題性で言えばこの棒をめぐる戦いは、
新日本の中でもかなりホットな話題であると言えるだろう。
そしてその前哨戦を盛り上げているのはやはりこの男である。
そう皆さんもご存じの通りのKENTAだ。
正に「一本立ち」。
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2021年4月14日
俺は誇りに思う。#ListenHerBOice https://t.co/ht06dZvZZR pic.twitter.com/946VoJ5MN2
これは執筆時点での最新のツイッターであるが、
この他にも棒との、いや棒ちゃんとの数々エピソードを投稿している。
それらを追いかけるだけでも十分に楽しめる秀逸なツイートばかりなので、
皆さんもぜひ見てほしいと思う。
さて話をリング上の戦いの方に戻したいと思うが、
現在それぞれのメンバー間で因縁が勃発している状況だ。
KENTAとYOSHI-HASHIの関係は言わずもがなだが、
その他のメンバー、石森ー後藤、そして石井ー裕二郎の間でも
抗争が激化していると言えるだろう。
その中で私が個人的に注目しているのは、
石井智宏と高橋裕二郎の戦いである。
以下は4.4両国での裕二郎のコメントであるが、
そちらをご覧いただきたいと思う。
↓
石井ちゃん、憶えてるか? 7年前、7年前だよ。この両国で俺はお前に、NEVERのシングルのタイトルマッチで負けてるんだよ。それによ、去年の『G1』でも負けた、お前によ。だからよ、このケインでお前の顔面を何回ぶん殴ろうが、バチは当たんねえだろう、オイ!
(引用:新日本プロレス公式)
そしてそれに答える石井のコメントはこちらである。
↓
(※NEVER6人タッグ・ベルトを示して)やりてぇんだろ? もちろんやってやるよ。だけど、BULLET CLUBに一個だけ聞きてぇことがあるんだ。オイ、メンバーに裕二郎入れていいのか、裕二郎? 裕二郎だぞ? 取れる可能性がグーンと低くなる裕二郎。もう一回メンバー考えてこい!
(引用:新日本プロレス公式)
これをみると7年前の両国で二人はNEVERを争ったということだ。
↓
正直に言うと記憶にないのだが、その時点では二人は同格であったと言えそうだ。
しかし現在の状況はどうだろうか?
その後、石井智宏は新日本屈指の名勝負製造機として地位を確立したと言えるが、
一方の裕二郎はケガなどの影響もあり、バイプレイヤーとしての位置にとどまっている。
つまり現在の二人には格差というものがあるわけだ。
それが石井の裕二郎でいいのか?という発言につながっているのだろう。
しかし裕二郎もこのままでは黙っていられないだろう。
元々は内藤哲也とタッグを組み、大きな期待をかけられていた選手だ。
ここは個人的には裕二郎が石井から一本取ってほしいと願っている。
そしてもう一つの戦いは石森太ニと後藤洋央紀の抗争だ。
圧倒的に体格差のある二人だが、現在は何とジュニアの石森が2連勝している。
ともに反則がらみのフォールであるが、後藤もこのままではいられないはずだ。
実はこの二人が今回の勝敗のカギを握っていると思う。
石森がもう一本どんな手を使ってでも後藤からフォールを奪うのか、
もしくは後藤がまとめて借りを返すのか、
大きな注目点であると言えそうだ。
さてここまでいろいろなことを書いてきたが、
やはり最大のポイントは勝敗ともに、
いったい棒はどうなるのか?ということだろう。
KENTAの強奪から始まったYOSHI‐HASHIとの棒をめぐる三角関係。
この結末にも大いに注目したいと思う。