今回の記事では新日本プロレスの主要大会中止(延期)の影響は、
経営的、運営的にどの程度のものであるのかなどについて考えてみたいと思う。
目次
なぜこのようなことを書こうかと思い立ったかというと、
さる6月6日は本来ならばBOSJの最終日、つまり優勝決定戦が、
大田区体育館で行われる日であったからだ。
新日本公式サイトを見つつ、それを見つけた時、
改めてBOSJも中止になってしまったのだと感じた次第である。
また大田区体育館と言えば、3月旗揚げ記念日大会で、
内藤哲也と高橋ヒロムの師弟対決が行わる予定であった場所でもある。
これはもう3か月以上前の話となるが、それも同時に思い出してしまった。
さて話は戻るが、現状で中止となってしまった主要大会(シリーズ)は、
大きく分けてこのようになるかと思う。
・旗揚げ記念日大会(大田区体育館)
・NJC
・SAKURA GENESIS(両国国技館)
・レスリングどんたく
・BOSJ
改めて文字に起こしてみると、春から初夏にかけたシリーズが、
全て無くなってしまったことを実感として感じてしまう。
ではここからは二つの側面よりその影響を見てみよう。
経営的影響
この経営的影響、つまり経済的な影響を考えるにあたり、
昨年の同大会についての動員を調べてみた。
その結果を以下に記載してみる。
(*昨年は春の両国の代わりにMSGにて大会を実施)
・旗揚げ記念日=4000人
・NJCシリーズ=30000人
・MSG大会=16000人
・レスリングどんたくシリーズ=40000人
・BOSJシリーズ=30000人
これらを合計するとこの5大会(シリーズ)で、
昨年は約12万人の動員があったことがわかる。
しかしそれが今年はご存知の通り、すべてなくなり0ということだ。
その損失額を考えると、少なく見積もっても10億円以上の収入が、
消えていったということになるだろう。
他団体であれば到底持ちこたることが出来ない額であるかと思うが、
新日本プロレスに関しては、東京ドーム2連戦の成功もあり、
これらの損失があっても黒字で今期を終えるとのことだ。
別の視点で考えると、これだけの事態がありながら
黒字という結果をだせるということは、
国内のプロレス界における新日本プロレスの
存在の大きさがより浮き彫りになったと言えるのではないだろうか。
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↓
運営的影響
運営的な影響、これはつまりリング上における展開についての影響である。
新春のダブルドームで史上初の2冠王者が誕生し、今年はこの2冠戦線を中心に
展開されていくことであったと思うが、上半期がすべて吹き飛び、
今後どうなっていくのかという部分は現状全くの未知数である。
いまだ正式には発表されてはいないが、来年新春のドーム興行が
行われることは確実であろう。
そのドーム興行を展開のフィナーレと考えるなら、
残り半年というスパンでこれまでの中止分も加味した展開を
提供していかないといけないということにる。
新日本プロレスにとっては、この中断期間というのは、
経済的な損失も上述したように、もちろん大きいわけだが、
これから先の中期的な展開のことなどを考えると、
方向転換を迫られるという意味では、
運営的な影響の方が大きいのではないだろうか。
まとめ
そして6月5日、新日本プロレスより以下の発表があった。
↓
とうとう長い長い中断期間が終わり、興行が開始されるということになる。
今回の記事では経営的影響や運営的な影響を書いてきたわけだが、
あの新日本プロレスのことだ、いざ興行再開となれば、
それらのマイナス面を吹き飛ばす素晴らしいものをきっと見せてくれることであろう。
あの熱い激しいそして素晴らしい戦いが見れるまでもう間もなくだ。
新日本プロレスが再び見れるようになることに感謝し、
その時を待ちたいと思う。
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