先日12.8愛媛大会が終了し、ついに今年のBOSJ28のリーグ戦も
残るは最終戦のみとなった。
現時点の状況は上の星取表を見ていただければと思うが、
優勝決定戦進出の可能性を残しているのは以下の6名である。
(13点)
高橋ヒロム
エル・デスペラード
(12点)
ロビー・イーグルス
YOH
石森太ニ
SHO
この結果を見てもわかる通り最終戦を残した時点では、
現チャンピオンと前年度覇者が一歩リードしており、
それを4人が追いかける展開となっている。
そして彼らの最終戦のカードは以下となっている。
ヒロム=ロビー・イーグルス
デスぺ=ELP
ロビー=高橋ヒロム
YOJH=SHO
石森=田口隆祐
SHO=YOH
12.11姫路大会で行われる最終戦では、
決定戦進出の可能性を残している選手同士の対戦も多く組まれており、
おそらくメイン終了後まで誰が進出するかわからない展開となりそうだ。
それではここからは各選手どのような条件であれば決定戦に進出できるのか?
そちらについて書いていきたいと思う。
まず点数的に一歩リードしているヒロムとデスぺだが、
こちらは両名とも勝ち上がれば15点となり文句なしに決定戦進出が決まる。
つまり二人とも勝ちあがれば昨年の決定戦の再現となるということだ。
しかしもしこの最終戦に敗れれば優勝決定戦には出ることは出来ない。
(厳密に言うとその可能性はあるが、引き分けなどの可能性は排除している。)
彼らもまたこの最終戦は絶対に負けられないということだ。
それではそんな彼らを追う4人の選手たちはどうだろうか?
まず彼らが決定戦に進出するためには上の二人のどちらか、
もしくは両者が敗れる必要がある。
つまりヒロムとの直接対決を残しているロビーは勝てば進出、
負ければ終わりというシンプルな条件である。
しかし他の3選手の関しては少々複雑な条件が残されている。
彼らが決定戦に進出するということは得点が14点になるということだが、
同点で並んだ場合は直接対決の結果が優先される。
そうなると現在12点で並んでいる4人の直接対決の結果が重要となるが、
それを整理すると以下のようになる。
ロビー=YOH✖、石森✖、SOH〇
YOH=ロビー〇、石森〇、SHO?
石森=ロビー〇、YOH✖、SHO〇
SHO=ロビー✖、石森✖、YOH?
この組み合わせの状況を整理すると、
なんと前半戦を独走していたSHOが最も追い込まれている立場となっている。
つまりSHOはYOHに勝利しても、
他の二人のどちらかが勝てば決定戦には進出できないということだ。
手段を選ばぬヒールと化したSHOであれば、決定進出のために
他の試合に介入するなどの暴挙も考えておかなければいけないだろう。
その一方で最も有利な条件は、そのSHOの元相棒であるYOHだ。
まさかの4連敗からの6連勝で一気にトップグループに迫ったYOHだが、
その道中でロビー、石森を下しており、最終戦のSHOに勝てば、
他の3名の結果に関わらず進出が決まる。
はたして最下位からの大まくりという快挙をYOHは成し遂げることができるだろうか。
そして最後は石森太ニであるが、
こちらはまず自身が勝ったうえでYOHが負ける必要がある。
つまりそれはSHOに勝ってもらわなければいけないということだが、
そうなるとその試合で同じバレットクラブとして、
セコンドについたり、介入という手段を選ぶ可能性もあるだろう。
ジュニア最強とも言われる石森太ニの久しぶりの決定戦進出は
はたして実現されるのだろうか。
ユニット抗争と言う側面も含め注目する必要があるだろう。
さてここまでは最終戦の展開について書いてきたが、
最後に優勝決定戦のカードを予想しておきたいと思う。
私が考える両国での決定戦のカードは
高橋ヒロムvs石森太ニ
そして優勝はヒロムではないかと考えているが、
はたして姫路大会ではどんなドラマが待っているのか。
期待してその時を待ちたいと思う。