9.25、9.26と2日間にわたりダラスで行われる、
新日本プロレスアメリカ大会『AUTUMN ATTACK』。
先日その第一弾カードとして、以下の対戦が発表された。
9.25
ウィル・オスプレイvsカール・フレドリックス
鈴木みのるvsフレッド・ロッサ―
9.26
鈴木みのる&ランス・アーチャーvsトム・ローラー&ロイス・アイザックス
石森太ニvsリオ・ラッシュ
現在日本では見ることが難しい好カードが組まれたと言っていいだろう。
今回発表された中でまず注目されるのは、
やはり前世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイの復帰戦だろう。
そしてオスプレイはその決定に伴い以下のツイートをアップしている。
↓
My 1st defence of the REAL IWGP World Heavyweight Championship in Dallas.
— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2021年8月26日
Fredricks vs Ospreay ! https://t.co/c1s1G8xDk2
そのツイート内にあるこの REAL IWGP World Heavyweight Championship。
つまりオスプレイは真のIWGP世界ヘビー級王者は俺であり、
今回のカールとのシングルマッチはその防衛戦であると主張しているのだ。
この主張を現時点で新日本プロレスが認めているかは不明だが、
現実にオスプレイはもう一つのベルトを保持している。
この二つのベルトをめぐる展開の行方も含め、
このオスプレイの復帰戦は大いに注目すべきだろう。
そして次の注目点と言えば、それは鈴木みのるの参戦だろうか。
現在日本マットではタイトル戦線に参戦しておらず、
どちらかというとメンバーのサポートに回っている印象だが、
アメリカでは再びあの凶暴なプロレス王の姿が見られることだろう。
すでにレジェンドの域にいるみのるであるが、
いまだIWGP世界ヘビー級のベルトを狙うことを宣言するなど、
一戦から退くつもりはさらさらない。
また2日目には現AEWのアーチャーと久々のタッグを組み、
STRONG王者のトム・ローラーと対戦する。
この王者との対戦というおいしい機会をみのるは逃すわけはないだろう。
頂点のベルトを狙う足掛かりとして、
このベルトに照準を絞ることは十分に考えられるかと思う。
アーチャーとのタッグの復活も含め、大いに楽しみなところである。
そしてジュニアでは石森太ニとリオ・ラッシュという
これも楽しみなカードが発表された。
ファイトスタイルがよく似ている印象の二人であるが、
共にハイレベルな実力を持っており、非常に楽しみな対戦である。
この石森との戦いはヒロムも対戦を熱望している
リオ・ラッシュの真の実力が試される試合になるのではないだろうか。
今回の発表ではカードがまだ決まっていないが、出場選手を見ていると
この他にもジェイ・ホワイトやELP、そして田口隆祐などのカードも
今後は発表されることだろう。
新日本では現在コロナ禍の様々な影響で、
国内のマッチメイクに苦戦しているようにうつるが、
それとは反対にアメリカ大会はマッチメイクが充実している印象である。
今後より有観客となったアメリカでの展開に注力するとなれば、
以降の大会のマッチメイクもきっと充実したものとなるだろう。
短期的な目で見れば日本のカードが弱くなるのは寂しいものがあるが、
アメリカでの展開と日本での展開が近い将来融合することを考えれば、
海外での展開が充実することは良い方向ではないだろうか。
今後このAUTUMN ATTACKに、どのようなカードが追加で発表されるのか、
大いに期待したいと思う。