the @njpwglobal United States Championship has been challenged by #BulletClub Original @MachineGunKA challenges the champion @JonMoxley for a championship match next week at #FyterFest Night 1
— All Elite Wrestling (@AEW) 2021年7月8日
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今回の記事では先日飛び込んできたこのニュースを取り上げたいと思う。
そのニュースとはジョン・モクスリーが保持するIWGP USヘビー級王座に
カール・アンダーソンが挑戦するというニュースである。
このニュースを整理すると、まずこのタイトルマッチは
AEWで開催されるということだ。
AEWでのUS王座戦は前回の永田裕志戦でも行われており、
これで2回連続で実施されるということになるので、
この部分に関しては大きな驚きはなかった。
しかし前回との大きな違いは、新日本所属選手ではない
カール・アンダーソンが挑戦するという部分である。
これは過去に前例がないことを考えると大きな違いであると言えそうだ。
つまり今回のUS王座戦をまとめると、新日本プロレス管轄のタイトルマッチが
AEWという他団体で行われ、かつ王者、挑戦者とも所属選手ではないということになる。
これは近年の新日本プロレスから考えると大きな転換と言えるのではないだろうか。
今回のこの件を別の視点で考えればAEW/IMPACTとの協働がより進んだとも捉えることが出来る。
今後海外での有観客興行が再開されることを考えると、新日本を含む3団体は
少なくとも海外での興行では協力し合うということだろう。
そのスタートが今回の異例とも言える、他団体での新日本所属選手が絡まない
タイトルマッチではないだろうか。
そう考えると今回のこのタイルマッチが点で終わることはまずあり得ない。
このストーリーは少なくとも8.15に開催されるLA大会へと続いていくことになるはずだ。
その大会で今回のリマッチが行われるのか、
もしくは新日本所属の選手が挑戦するのかはわからないが、
いずれにせよタイトルマッチは実現することは間違いないところだ。
このような動きを見ているとこれからは日本での動きだけでなく、
海外の動きも注視していく必要がありそうだ。
ではなぜ昨年では考えられなかった海外団体との協働が、このように進んでいるのか?
その理由を考えると、それはやはり新日本の体制の変化ということが大きな理由だろう。
また別の理由としてはいまだ終息が見えないコロナ禍による
継続的なダメージという部分が挙げられそうだ。
つまり経営的に見て、手を結ぶ必要があったということだろう。
これはファンから見るとこれまで見ることが出来なかった多くの選手が
見れることになるので、嬉しいことではあるが、過去の歴史を見てみると、諸刃の剣とも言える。
それは過去の国内での交流戦の結末を見ればよくわかるだろう。
ファン心理とは不思議なモノで、最初は新鮮であったモノもそれが常態化すれば
いつしかそれが当たり前となる。
また元の状態に対し物足りなさも同時に生まれてしまうことが常だ。
これまでは数々の交流戦の中で新本プロレスは勝ち組であったわけだが、
今回は初めてと言える海外の団体との本格的な協働である。
よって長く続けるためにはその匙加減が重要となるだろう。
今回のモクスリーとアンダーソンのタイトルマッチのニュースを見て
個人的にはこのようなことを感じた次第である。