7.20より始まった新日本プロレス真夏の祭典、
G1CLIMAX34も昨日の両国大会でついにファイナルを迎えた。
そのメインでは今年の夏男の称号をかけて、
Aブロックを勝ち上がったザック・セイバーJr.と、
Bブロックを勝ち上がった辻陽太が対戦したが、31分超の激闘の末、
ザック・セイバーJr.が初優勝を果たした。
春夏制覇という偉業にあと一歩と迫った辻陽太も攻め込んでいたが、
最後はザックの関節地獄の前に無念のタップアウトとなった。
しかしNJC優勝、そしてG1準優勝の実績は新世代と呼ばれる選手の中では
抜きん出ているので、今後も活躍し続けることは間違いないだろう。
さて新日本プロレス参戦8年目にして、史上二人目となる外国人制覇を果たした
ザックだが、IWGP挑戦に関しては通例となっている1.4東京ドームではなく、
10月の両国大会を指定した。
これにより権利証が廃止されたことに続き、G1優勝=ドームでの挑戦という
図式は解消され、あらたな展開へと進んでいくことになるのかもしれない。
この展開に関係しているかはわからないが、現IWGP王者内藤哲也も
今回のG1で敗れた4選手との年内タイトルマッチを提案している。
もしこのザックの提案と内藤哲也の意見が採用されるのであれば、
先に挑戦を表明しているオーカーンが9月のビッグマッチである神戸ワールドで
そして続いて10月の両国でその勝者とザックのタイトルマッチが組まれることになりそうだ。
またこのIWGPヘビー級戦線だけではなく、昨日の両国ではさまざまなタイトルの
展開も動き出している。
それらをまとめると以下のようなタイトルマッチが今後組まれるのではないだろうか。
👇
IWGPジュニアヘビー級王座
(C)DOUKIvs石森太二
NEVER無差別級王座
(C)HENAREvs高橋ヒロム
IWGPGLOBALヘビー級王座
(C)デビッド・フィンレーvsYOSHI-HASHI
NJPWWORLD認定TV王座
(C)ジェフ・コブvs辻陽太
そしてこの各タイトルの展開を経て、その最終決着というストーリーは
1.4東京ドームへと続いていくことになるだろう。
ザックが10月に挑戦表明しただけに、IWGP世界ヘビー級王座の挑戦者は
今後の展開次第ということになるが、期待されるのはあの二人の運命の対決に
なるだろう。
幻となったこのカードがもし東京ドームのメインで実現すれば、
それはまさにファン必見のカードとなることは間違いないだろう。
そんな新日本プロレスの今後の展開を引き続き追いかけていきたいと思う。