今年のNJC2024を制した辻陽太。
新世代の中では初めての主要トーナメント戦を優勝し、一歩抜け出した感のある
辻陽太であるが、そんな彼のインタビューがG1を前に公式サイトにアップされた。
辻陽太といえば、弁も立つ印象があるが新世代の旗手とも言える彼が、
G1を前に何を語ったのか?
そちらについて進めていきたいと思う。
まず辻陽太は上半期の新日本プロレスのピークは自身がNJCを優勝し、
当時のIWGP世界ヘビー級王者内藤哲也に挑戦したときだと語っている。
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ただ、この上半期の新日本を見てきてどこが“ピーク”だったかを考えたときに、間違いなく俺が『NEW JAPAN CUP』で優勝して、4月の両国で内藤(哲也)さんとIWGP世界ヘビー級王座を懸けて闘ったときだったと思うんですよ。
たしかに同門対決となったこのタイトルマッチは大きな話題を集め、
多くのプロレスファンが楽しんだ一戦であったかと思う。
結果は惜しくもタイトル獲得はならなかったが、この一戦で辻陽太は
大きな成長を遂げたのではないだろうか。
そして今回のG1のメンバーの感想についてはこのように語っている。
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新日本のナンバー1を決めるのにふさわしい大会だなって思いましたね。選抜されたメンバーのほかに、トーナメントを勝ち上がって実力を示した選手が出られるというのは、いい形だと思います。やっぱり去年は4ブロック制で、史上最多人数(32選手参加)って言ってましたけど、ちょっと誰でも出られるような感じもあったので。
これは師匠とも言える内藤哲也も同様のことを言っているが、
やはりG1の格や重要性を高めるには、限られた人数のほうが良いのかもしれない。
そしてリーグ戦初戦であたる注目のKONOSUKE TAKESHITAに関しては、
このように語っている。
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印象としては背が高いなって。相当パワーもあるだろうし、身体能力で言ったら俺も自信がある方だけど、同じぐらいの身体能力を持ち合わせているのかなって。(ウィル・)オスプレイ、ケニー(・オメガ)にも匹敵するような、もしかしたらそれよりも高い身体能力を持っている可能性もある。身長も含めて、自分よりも高いスペックを持っている相手と闘えるのはワクワクするし、俺は強い奴を倒すのが好きなので。あと、いま彼はAEWで闘っているので、AEWの選手には負けたくないというのもあります。
あともう一つ言うなら、同世代でこれからのプロレス界を担っていく闘いになると思うし、周囲もそういう見方をしていると思うんですよ。新日本、DDTだけじゃなく、どっちが日本、世界のプロレスを引っ張っていくキーパーソンになるのかっていう。TAKESHITA選手個人に興味はないけど、いま自分が置かれている場所と相手が置かれている場所を考えたときに、負けられない相手ですね。新日本がナンバー1であることを証明するためにも勝たないといけない相手です。
この言葉を見る限り、竹下のことは認めているが、新日本プロレスの選手として、
他団体の選手には負けられない思いが強いということだろう。
そんな二人が戦う開幕戦はセミファイナルで行なわれるが、
当日のメインである内藤哲也vs鷹木信悟戦を食う戦いになるのではないだろうか。
そして最後に春夏連覇がかかっているという質問にはこう答えている。
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――春の『NEW JAPAN CUP』で優勝して、夏も連続で制することができれば、史上初の快挙となります。
辻 そこが今回の『G1』のキーポイントだと思ってます。もちろん公式戦で見れば辻とTAKESHITAのどっちが強いんだとかそういうのもあると思うんですけど、俺はやっぱり新日本プロレスの人間なので新日本内のことにも目を向けたい。同じ年に春、夏の連続優勝はまだ誰も達成していないし、俺にしかできないことを成し遂げるチャンスだと思う。最大の目標はそこですね。
そんな大きな期待がかかる辻陽太のG1CLIMAXから目を離してはいけないだろう。
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