8.16後楽園大会メインイベントの試合後、衝撃の裏切り劇が起きたことは、
すでに皆さんもご存じのことだろう。
そう、入門から9年という長きに渡りともに歩んできた３Kが
ついにSHOの裏切りのショックアローによって分裂することになったのだ。
そのアクション自体も衝撃であったが、よりインパクトがあったのは、
上の写真にもあるSHOの狂気性に満ちた表情だろう。
どちらかというとこれまで一本気な好青年というイメージであったSHOが
このような表情を見せたことは、今回の裏切り劇をより昇華させてことは間違いない。
また別の視点で見るとそれはSHOのプロとしての成長と言えるかもしれない。
今回のこの一連の動きはYOHのスランプが始まった時点で
予想されたこととは言えるが、実際に起こった出来事は
その予想をはるかに上回ったインパクトを与えた。
この8.16の時点で言えることは、この日をもって３Kは解散となり、
ついに向かい合う関係性に変化したということだ。
そして翌日の8.17の後楽園でその続きとも言うべき事件が
起こるのではと考えていたが、この日二人は登場することはなかった。
よってこの二人のこれからの展開は8.24後楽園大会以降に
持ち越しになったということだ。
ではこれからSHO、そしてYOHの二人の戦いはどのようになっていくのだろうか？
まず展開の経緯から考えると、ユニットが変わる可能性が高いのは
裏切ったSHOの方だろう。
各方面でその行き先が盛んに飛び交っているが、
やはり本命はUEということになるだろうか。
もう一つSHOの行き先として考えられるのはBCであるが、
ヒール色が強いユニットゆえにSHOのキャラクターを思うと、
違和感があるのも事実だ。
個人的には本格的にヒールターンをするなら、
格闘色の強いUEよりいいと思うのだが、
はたしてSHOの行き先はどこになるだろうか。
そして今回三下り半を突きつけられら側のYOHの今後であるが、
こちらはある意味SHOより不透明であろう。
おそらくYOHの方がCHAOSに残る展開であると思うが、
現状の状況から抜け出る手立てはあるのだろうか。
その方法として短期海外遠征などが挙げられているが、
もしかするとYOHの方が思い切った変化が必要なのかもしれない。
YOHの次なる一手はどのようなものか。
引き続き注目していきたいと思う。
さて展開を考えると二人の直接対決が近々で組まれることになるかと思うが、
その舞台はどこになるだろうか。
それはやはり次のビッグマッチであるメットライフドーム2連戦となるだろう。
それを踏まえるとそれまでの後楽園4連戦では前哨戦が組まれる可能性が高いわけだが、
別の視点で見るとメットライフドームまで前哨戦をせず、
ビッグマッチですべてを完結するという手もあるかと思う。
24日以降のカードはまだ発表されていないので、どちらとなるかはわからないが、
新日本プロレスがこの展開をどうまとめるのかに期待したいところだ。
先日のアメリカ大会の様々なサプライズを含め、
一気に展開を加速させた感のある新日本プロレス。
このワクワク感は個人的には久々の感触である。
そう感じているファンの方もきっと多いのではないだろうか。
