11.4大阪大会のセミファイナルの中で衝撃の裏切りをはたし
BCWDへと電撃加入したSANADA。
昨年のLIJからの脱退に続き、これで2年連続のユニット移動ということになった。
前回のLIJ脱退の際はそのままの勢いでNJCを制し、
また悲願のIWGP世界ヘビー級王座も獲得し新日本プロレスのトップの座を射止めた。
つまり新日本プロレスの象徴というポジションまで上り詰めたわけだが、
ファンからの後押しが大きくなったかと言えばそうではなかったように思う。
そして今年始めの1.4東京ドームでタイトルを内藤哲也に奪われ、
その後は目立った活躍が出来ず、いわば元の位置に戻ってしまった印象であったが、
そんな中今回のヒールターンが起こった。
では今回のSANADAのヒールターンはなぜ起こったのか?というと、
それはジェイク・リーの戦線離脱が関わっているかと思う。
ノアからの移籍後、新日本プロレスへの入団をはたしたジェイク・リーだが、
ゲイブとのタッグ戦線参入と同時に不運な怪我により現在は欠場中だ。
最初はストーリーの一部かと思っていたが、いまだ動きがないところを見ると
長期欠場というところは本当なのだろう。
よってそのポジションを埋める必要が出来たわけだが、
そこにハマったのがSANADAということかもしれない。
つまりSANADAにとっては復活のチャンスを得たとも言えるが、
これを活かすかどうかは今後の活躍次第だろう。
ここまでのキャラクターを捨て新たなヒール像を確立するのか、
もしくはここまでの自分を活かすのかはSANADA次第であるが、
はたしてラストチャンスとも言えるこの機会をSANADAがどう活かしていくのかに
注目していきたいと思う。