本日の発表で1.4東京ドームでのザック・セイバーJr.とのIWGP世界ヘビー級選手権が
決定した、新世代のエースと呼ばれる海野翔太。
ご存知の通り、レッドシューズ海野の息子でもある二世レスラーだが、
新世代と呼ばれるレスラーとしては最速でドームのメインに到達した。
だがしかし彼の置かれている状況は極めて厳しいものだ。
それは観客から向けられる大きなブーイングである。
一口にブーイングと言ってもヒールに向けられる一種の声援的なものではなく、
今の海野翔太に向けられるブーイングは不満の表れと言えるだろう。
これまでこのようなことは、棚橋弘至や内藤哲也にもあったわけだが、
棚橋弘至はベビーフェイスを貫くことで、
そして内藤哲也はいわばフェイスターンしたことでそれらを乗り越えてきた。
今後、海野翔太がどのような道に進むのかわからないが、
なぜ今、彼にはブーイングが向けられているのだろうか。
その要因として考えられるのは、これまでの実績と
会社からのプッシュと呼ばれる後押しが乖離していることだろう。
つまりファンとしては会社からの露骨なプッシュが納得行かないというわけだが、
これは過去と照らし合わせるとオカダ・カズチカに似ているかもしれない。
オカダも最初は会社からのプッシュにファンは拒否反応を示したが、
最終的には実力で黙らせて、唯一無二の存在までたどり着いた。
そう考えると海野翔太にとっては、今回のドームでもし勝利すれば、
一気に時代の先頭に立てるかもしれない。
また敗戦したとしても強烈なインパクトを残せば、
ファンの見方も変化することになるだろう。
はたして海野翔太は現在の逆境を乗り越え、未来を掴むことが出来るのか?
時代の変革期はもうそこまで来ているのかもしれない。
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