昨日は上記の記事をアップしたので、今回はその続きとなる向かって
右ブロックの展望を進めていきたいと思う。
記事執筆時点(3月10日午前)ではまだ1回戦がすべては終わっていないが、
その予想も含め勝ち上がりなどを考えていこう。
まず現在1回戦突破が決まっているのは、
上のブロックのオスプレイ、ザック、永田、SANADAの4名である。
この中からベスト4の一角が決まるわけだが、
個人的な予想としてはここはオスプレイだろうか。
その理由としては一番負けられない立場なのがこの男であるからだ。
自らのユニットであるUNITED EMPIRE(以下UE)を結成後、
ここまで実力に反し目立った実績を残していないオスプレイとしては
この春の最強決定戦となるNJCは是非とも勝ち取りたい称号である。
またNJC優勝者にはタイトル統一後初めてとなるタイトルマッチの
挑戦者の権利が与えられる。
もし両国で王者飯伏幸太を破り王者に君臨することが出来れば、
ここまでの流れを一気に払拭することが出来るだろう。
オスプレイが今後本当の意味でトップ戦線に食い込んでいくには
今回のNJCは大きな分岐点となる大会と言えそうだ。
ではそのオスプレイと準決勝で戦う相手は誰が有力だろうか。
右下のブロックを見てみると、ここはやはりジェイか棚橋の2択となりそうだ。
実は今回のNJC、個人的には棚橋の優勝という展開も少なからずあるのではと思っている。
理由としては統一された王座に新日本のアイコンが
初の挑戦者として挑む展開が実に絵になるというからである。
王者飯伏幸太に棚橋弘至が挑戦者として臨む春の両国。
これまでの2冠戦線とは違いエモーショナルな戦いが期待できる。
統一をめぐり賛否両論が渦巻く中、それを払拭するために適切なレスラーは
棚橋弘至しかいないではないかとも思う。
IWGPヘビーの象徴でもあった男がIWGP世界ヘビーの象徴にも君臨するのか、
エースの復権が起こったとしても、今の状況であれば不思議ではない。
しかしこの男も当然黙っていないだろう。
そう、それは復活のKing Switch ジェイ・ホワイトである。
もちろんこの男も自ら称したこの『JAY-PAN CUP』を優勝し、
年始の失踪騒動の直接の原因となった飯伏へのリベンジを狙っているだろう。
ジェイが新日マットに戻ってきた目的であるREAL ERAを築くために
もっともわかりやすい方法は新設された統一王座の獲得だ。
またジェイはもし自身がIWGP世界ヘビー級王座を獲得すれば、
再びタイトルを分離することを示唆している。
これは多分にリップサービスの部分があると思うが、
彼がタイトルを保持すればより展開の幅が広がる可能性が期待できる。
新日本が今後拡大を狙う海外戦略に最も合致する王者は
もしかするとジェイなのかもしれない。
さて今回の記事では現在実施中の右ブロックの今後の展開などについて書いてみた。
すでに1回戦が終わった左ブロックに関しては波乱の展開が続いたが、
こちらのブロックはどうやら実力者が順当にコマを進めそうである。
今年も昨年に劣らぬ熱戦が続くNJC。
春の王者となり待ち受ける王者飯伏幸太に挑む切符を手に入れるのは誰なのか。
今後も動向をしっかりと追いかけていきたいと思う。