(出典:週刊プロレス)
上記の写真は週刊プロレスの最新号の表紙である。
これを見ても分かる通り、5★STAR GPの優勝決定戦を差し置き、
Sareeeのブーイング現象が表紙を飾っている。
つまりこの現象は今のスターダムにおいて、大きな意味を持つということと
週刊プロレスサイドは考えているということだろう。
ではこの現象について、当ブログでも触れていきたいと思うが、
まずSareeeはスターダムのマットにおいてヒールという立ち位置ではない。
どちらかというとヒールサイドのHATEのメンバーと対戦することが多い印象だが、
声援はそのHATEのメンバーに集まっている。
つまりスターダムのファンに取ってはSareeeは外敵であり、
ナチュラルヒールという存在なのだろう。
ではなぜこのような現象が生まれたのかだが、それはSareeeの発言に
よるところが大きいと思われる。
色々なメディアやSNS上で語っているが、Sareeeがよく使う言葉として、
”本物のプロレス”という言葉がある。
これは逆説的に考えれば、今の女子プロレス界はそうではないとも
取られかねない。
それはこの発言に現在スターダムのトップのベルトを持つ、
上谷沙弥が噛みついたことでもわかることだ。
そのような背景がありつつ、スターダムに継続参戦しているSareeeだが、
現在はその存在自体がブーイングの対象となっている。
”強いだけの王者”、Sareeeに対しよく使われる言葉だが、
はたしてこれからこの言葉を跳ね返していく事ができるだろうか。
そもそも所属ではなく、フリーという立場なので、
どれほどの期間継続参戦していくのかはわからないが、
IWGP女子のタイトルを持っているうちはスターダムマットにあがり続けるだろう。
別の味方をすれば、こんなに美味しい相手もいないだけに、
他の選手たちにとっては一気に名を挙げるチャンスでもある。
はからずしも絶対ヒールとなったSareee。
彼女の今後の動向とともに、スターダム全体の展開にも
引き続き注目していきたいと思う。