ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

【新日本プロレス】2.11大阪大会が札止めの観衆を集めた要因とは?

 

先日行われた新日本プロレス2.11大阪大会。

今大会は5502人という札止めの観衆を集めたが、その要因は何だったのだろうか?

 

この大阪大会のメインはザック・セイバーJr.vs後藤洋央紀による

IWGP世界ヘビー級選手権。

 

そしてセミファイナルは辻陽太vsゲイブ・キッドによる

IWGPグローバルヘビー級選手権であった。

 

このカード自体ももちろん素晴らしいが、過去の大会と比較すると

今回のカードが飛び抜けているとは言えないだろう。

 

ではなぜここまでファンの期待感が高まったのかを考えると、

一つの要因は後藤洋央紀の挑戦というこれまでにない展開だろうか。

 

近年のIWGP戦線は固定化が進んでいたが、オカダ、オスプレイ、ジェイの

AEW移籍などがあり、動きが激しくなってきている。

 

そんな中でベテランとされる後藤洋央紀が挑戦権を獲得したことで、

後藤のIWGPヘビー級王座初戴冠にファンの期待は高まった。

 

後藤洋央紀はベテランとされるキャリアを持つ選手だが、

これまでIWGPヘビー級には8度挑戦しすべて失敗している。

 

またここ9年間は挑戦すらしていないことを考えると、

普通ならば諦めてしまうところだろう。

 

しかし当の後藤洋央紀は諦めることなく愚直に夢を追いかけた。

毘沙門としてタッグで実績を出すことできっかけを掴み、

昨年はシングルでベストバウトを取るなど実績を重ねてきた。

 

そんな努力が実を結び今回王座を戴冠したことで大阪は大歓声に包まれたが、

そんな後藤洋央紀に自身を投影した人もいたのではないだろうか。

 

そしてそんな後藤の復活劇とともにファンの期待感を高めたのは、

新世代のトップを走る二人が直接対決したセミファイナルの戦いだろう。

 

辻陽太とゲイブ・キッドは新日本プロレスで同期といえる間柄であり、

また同世代の選手たちの中でも、圧倒的にファンの支持を集めている二人だ。

 

彼らが支持を集めている理由は様々あると思うが、

その大きな要因は表現は違えど、自身が育った新日本プロレスこそが最強である、

つまり新日本プロレスを背負う気構えが伝わるところではないだろうか。

 

そんな二人が対決したセミファイナルは期待に違わぬ好勝負となり、

結果は両者ノックダウンとなった。

 

その後の展開を考えるとEVIL率いるHOTとの抗争が二人に待ち受けているかと思うが、

絶対ヒールのHOTを相手に彼らがどんな姿を見せるかに注目だ。

 

さてコロナ禍以降の近年は観客動員の苦戦が囁かれていたが、

今回の大阪大会の結果を機に、全国にその流れは波及していくのか?

2025年の新日本プロレスの巻き返しに期待したいと思う。

 

人気ブログランキングでフォロー

 

プロレスランキング
プロレスランキング