ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

新日本プロレスではWWEのような大量解雇は起きないのか

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www.njpw.co.jp

 

 

上のリンクは新日本プロレス公式サイトの選手プロフィール一覧であるが、

現在そちらには外国人選手も含め約60名の選手が記載されている。

この人数は国内の団体においては圧倒的な人数と言えるだろう。

 

 

なぜこのようなことを調べようかと思ったかというと、

最近以下のニュースを見つけたからに他ならない。

www.nikkansports.com

 

皆さんもご覧になったかと思うが、これは世界最大のプロレス団体である

WWEの選手大量解雇のニュースである。

 

 

もちろん今回の大量解雇は、

コロナウイルス感染拡大による収益悪化が招いたものである。

 

 

この時期に決断しなければならなかったのは、通常の番組のみならず、

年間最大興行であるレッスルマニアも無観客で行うほかなかったことが

引き金となったのではないだろうか。

 

 

この出来事を他人事とし、海の向こうの話だからと思うことは

かなり危険ではないかと個人的には思わざるを得ない。

 

 

なぜなら新日本プロレスは多くの所属選手、契約選手を保有しているが、

2か月間興行を実施できない状況であるからだ。

 

 

おそらくWWE以上に興行収入の割合が高いはずであるから、

状況としてはかなり厳しいと想定される。

 

 

つまり今後この状況が長く続くようであれば、

WWEのような選手の解雇も現実味を帯びてくるということである。

 

 

メイ社長は紙面上などでリストラはしないと公言しているので、

すぐに実施されるということはないかと思うが、

会社存続云々となれば、実施せざるを得ないだろう。

 

 

これは一般の会社でも言えることであるが、その際にターゲットとなるのは、

年俸が高いわりにリターンの低い選手、つまり費用対効果の悪い選手である。

 

 

また他には、通常のビジネスなら顧客から見て、

プロレスであればファンから見てということになるが、

ニーズの低い選手、替えのきく選手もターゲットとなるだろう。

 

 

つまり選手も自分自身をこの中断期間に磨いて、ブラッシュアップしておかないと、

再開後の厳しい状況の中で自分の居場所があるとは限らないということである。

 

 

現在のトップと言われている選手は新しいファンを引き寄せるため、

そして今のファンをキープしておくためにも必要であるが、

 

 

それ以外の中堅と呼ばれている選手やフリー参戦の選手、

そして外国人選手の間では過酷な生存競争が始まるかもしれない。

 

 

何もしなくても契約してもらえるという時代は、

このコロナ禍を境に終わりを迎えるかもしれない。

 


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ではこれからもレスラーとして生き残るためには、何が必要となるだろうか。

それはレスラー自身が自らをブランディングしていくという能力ではないかと思う。

 

 

与えられた仕事だけをこなすのではなく、

自ら発信し、他の選手と差別化を行う必要があるということだ。

これは独自性という言葉にも言い換える事ができるだろう。

 

 

今の時代、自らを発信する場はリング上以外にもたくさんあるが、

それらを使い自らを発信するのも、何もしないのも個人の選択次第だ。

しかし何もしなければ、ファンからのニーズはなくなるばかりであろう。

 

 

自ら発信し続け、差別化を上手く成功させた筆頭例としては、

やはりKENTAの名前が挙げられるだろう。

 

 

コメントやSNSをうまく利用し、ファンの目を引き付け、

新日本でのポジション確立に成功した。

 

 

行動には賛否両論あったが、論争が盛り上がるほど

ファンはその存在を認知するわけなので、

一連の騒動は彼の思惑通りということかもしれない。

 

 

今では新日本で彼を不必要と思うファンの方が少数派ではないだろうか。

 これも自らの行動でブランディングに成功した結果である。

 

 

つまり新日本での生き残りをかけた戦いは、

中断している今この時から始まっているということである。

 

 

しかし上記のような最悪の事態が起きる前に、

通常の興業が再開されることを願うばかりだ。

 


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では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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