今回の新型コロナウイルスの影響などについての
記事をこれまでもいくつか書いてきたが、
今回も引き続きその関連事項にについて書いていきたいと思う。
今回のテーマは『無観客試合』である。
まずはすでに無観客試合を決めた、各団体の記事などをご覧いただきたい。
*スターダム
*DDT
2月26日午後に発表された新型コロナウイルス感染症対策本部による2週間のイベント自粛要請の方針に従い、DDTグループとして社内にて慎重に検討した結果、下記の大会を中止させていただきます。
・2月28日(金)【DDT】新百合トウェンティワンホール
・2月29日(土)【DDT】ヤマダグリ-ンド-ム前橋サブイベントエリア
・3月1日(日)【DDT】大阪市平野区民ホール
・3月1日(日)【東京女子プロレス】両国KFCホール
・3月3日(火)【DDT】北沢タウンホール
・3月7日(土)【DDT】夢メッセみやぎ西館ホール
・3月8日(日)【DDT】茂原市市民体育館メインアリーナ
・3月8日(日)【東京女子プロレス】北沢タウンホール
・3月8日(日)【ガンバレ☆プロレス】北沢タウンホール
代替としてDDT UNIVERSEにて御茶ノ水道場から無観客試合を配信いたします。
・2月28日(金)19:30【DDT】無観客試合中継
・3月1日(日)12:00【東京女子プロレス】無観客試合中継
・3月1日(日)16:00【DDT】無観客試合中継
・3月3日(火)19:30【DDT】無観客試合中継
・3月7日(土)18:00【DDT】無観客試合中継
※各中継開始時間と対戦カードは追って発表します。
※ガンバレ☆プロレスの中継は協議中です。
各大会を楽しみにお待ちいただいておりました多くの皆様には、ご迷惑をお掛けすることとなりますが、感染の拡大を収束するべく、このような判断とさせていただきましたので、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。
(引用:DDT公式)
両団体とも無観客で試合を行い、その映像を配信する予定としている。
実際に映像を見てみなければ判断はできないが、
プロレスというジャンルが、ファンの声無くして成り立つのか?
という思いが無きにしも非ずである。
内藤哲也が先日語っていた話がある。
『最高の空間というのはレスラーだけではなく、お客様と一体になって作るモノ』
まさにその通りかと思う。
(以下関連記事)
観客が全くいない状態、つまり無観客で行うということは、
お客様が創る部分、つまり声援や熱気などが全くないということになる。
もちろんそれでも見たいという方は、一定数いるはずだが、
私自身の個人的な意見としては否ということになる。
これは見たくないというよりは想像できないという部分が多いが。
しかし映像コンテンツやプラットフォームが多数ある現代において、
何もしないというのは企業努力が欠如しているとも思う。
そこでの折衷案が無料(有料サイトもあり)での映像配信ということだろう。
プロレスファンにはいろいろなタイプがいるので、
その映像で試合を楽しめるという方もいることだろう。
また団体の特色を考えると、スターダムは女子プロレス、
DDTはエンタメ寄りということもあり、
試合映像で楽しめる部分が多いと思われる。
そのような要素も踏まえて、無観客試合と映像配信を決断したのかもしれない。
さてここからが本番だが、
それが新日本プロレスに当てはまるのかということである。
会社規模、独自のコンテンツを持っていることを考えると、
無観客試合の実施や映像配信を行うことは可能であるはずだ。
しかも同じ傘下であるスターダムは早々に決定している。
そんな中、現時点でそれが発表されていないということは、
現段階では上記の施策を行うことはないということだろうか。
その代替案が、先日発表されたTogetherプロジェクトであろう。
(関連記事はこちら))
上記の選択(無観客試合など)を消したうえでの、
最大限魅力的な配信を行うというのが、
今回の新日本の決断ということかと思う。
正直プロレス界、各団体にとってどれが正解かは、
やってみないとわからないし、今回の騒動が終わってみないとわからない。
もっともしてはいけないことは、与えられた現実に対し、
何も手をうたないということだろうか。
それは普段の我々にも言えることではあるが。。
今回の一連の騒動でプロレス界の本当の現状が浮き彫りになるかと思う。
それはより長引けば長引くほど顕著になるはずである。
今、プロレス界に問われていることとは何か?
淘汰か、協力か、はたまた別の選択肢か。
その答えは誰にもわからないが、良い選択となることを願っている。
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では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。