現在日本中、いや世界中を震撼させている新型コロナウイルス。
その影響は日本経済全体に大きな影響を及ぼしている。
そしてそのような事態になれば、
真っ先に実施可否の対象となるのは、
娯楽産業、エンターテイメント業界と言えるだろう。
代表的な例としては、各種テーマパーク、コンサート、
そしてスポーツイベントそしてなどが挙げられるかと思う。
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また当然のことながらその余波はプロレス界にも及んでいる。
以下は現状の各団体の状況である。
(出典:日刊スポーツ)*変更されている可能性あり。
中止、延期、決行と各団体の対応は様々であるということがわかる。
世間の流れから行くと、決行という選択は非常にリスクが大きいものだ。
なぜなら政府が近々のイベント開催の自粛を求めている。
これはつまり国から直々に中止要請が出ていることと同義である。
またそれに伴い、各主要スポーツはそれぞれの対応を決めている。
大まかに言うと、無観客で行うか、延期としているということである。
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となると当然上記のような、延期、無観客、中止などが、
スポーツに対する対応のスタンダードと世間的には思うだろう。
そんな中、世間的なネームバリューのあるなしは別として、
プロレス団体の興行が決行されるとすると、
当然ネガティブな反応も出てくることになる。
業界の盟主である新日本と同様、中止、延期することの方が
世間的なリスクは当然低いはずだ。
そんな中なぜ決行するのか、またせざるを得ないのか。
もちろんこれは想像の範疇を出ないが、一言で言うと団体存続のためだろう。
一覧を見てみると、新日本は別として早々と中止、延期、無観客を
決めることが出来たのは、大手の傘下にある団体だ。
逆に言うと決行を余儀なくされているのは、そうではない団体と言える。
つまり団体側から見ると、究極の2択を迫られているということが
言えるのかもしれない。
中止をとるか、団体存続をとるか。。。
となればやはり選択はおのずと決まってしまうだろう。
また今回の件とは関係がないようであるが、
レッスルワンの休止が決まったとのニュースがあった。
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レッスルワンはそもそも武藤敬司が全日本の社長を辞め、
創設した団体であるが、約7年弱でその歴史を閉じることになる。
今後懸念されるのは、今回の騒動が長引くことで、
多くの団体の体力が持たないことにある。
つまりそれは図らずしも業界の再編が進むということを意味する。
つまりそれだけプロレス業界の現状は一部を除きシビアであると思う。
そしてその行く末は極めて不透明であるというのが個人的な答えだ。
集合離散の繰り返しがプロレス界の歴史ではあるが、
今回のようなケースは長い歴史の中でも初めてのケースかもしれない。
このピンチを前向きにとらえるのなら、各団体の協力体制が不可欠だ。
特に新日本プロレスの役割は大きいと言えるだろう。
盟主たる新日本が業界を救うために動くのかどうか、
Togetherプロジェクトとともに注目していきたいと思う。
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では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。