先週金曜日、内藤哲也のスマホサイトでの日記が更新された。
まだ入会されていない方は是非登録しご覧いただければと思う。
(以下モバイルサイト)
その中で内藤哲也が書いている言葉で印象に残ったのはこの言葉である。
新日本の選手はもっと危機感を持った方がいい。
この言葉の意味は大変重いのではないかと思う。
ドームの乱入というアクションの是非はともかく、KENTAは危機感を持ち、
最もわかりやすい形で行動を起こした。それは内藤哲也も高く評価してるところだ。
しかしそれに引き換え他の新日本の選手は(2冠争いを行った3選手は覗く)、
内藤哲也という1人の選手が2本のベルトを保持しているのに何とも思わないのか?
もし思っているなら、なぜ行動を起こさないのか?
と問題提起しているということである。
危機感という言葉を調べてみると、
今のままでは危ないという不安や緊迫感ということであった。
プロレスラーで言うと、このままではトップになれない、
また今のポジションさえも失ってしまうということであろうか。
たしかに今のポジションに安穏とし、行動を起こさないレスラーもいるだろう。
俗に言うサラリーマンレスラーというモノである。
しかし語弊が有るかと思うがこのようなレスラーに、ファンは夢を重ねるだろうか。
決してそのようなことはないかと思う。
なぜならプロレスファンは自分が言えないことや出来ないことを、
レスラーに投影するところが少なからずあるからだ。
それは内藤哲也の支持の高さを見ればよくわかることだろう。
またなぜゆえに危機感を持たないレスラーがいるのだろうか?
これは普段私たちが過ごす社会でも言えることだが、
一言で言うとそれは困らないからである。
ある程度のポジションがあり、ある程度の報酬がある。
そして守るべきものがあるとすれば人は保守的な思考となるだろう。
ここで少し話はそれるが、読者の皆様の周りにもいるのではないだろうか。
リスクをとらず、改善することもせず、ただつつがなく日々を過ごすことを是とする人たちが。
このような安全志向の人は一昔前の社会であれば十分生きていけたとは思うが、
今の世の中では淘汰されやすい存在と言えるはずだ。
なぜなら現代はリスクを恐れずチャレンジし、個人の価値を高めないと
存在生き残ることが出来ない時代であるからに他ならない。
これは新日本プロレスの現社長であるメイ社長も口にしていることである。
話は戻るが一般的な社会でもそのような風潮であるならば、プロレス界、
まして選手層の分厚い新日本プロレスであれば、よりその傾向は顕著であるはずだ。
つまり内藤哲也が言うように、危機感を持って行動を起こさなければ、
いずれ分厚い選手層に埋没し、淘汰されることになるということだろう。
ファンからのニーズがなければ、ビッグマッチから漏れ、そして試合数が減り、
いずれ淘汰される。それがプロの世界であるともいえる。
逆に言うとロスインゴ結成当時の内藤哲也のように、行動を起こし、
思っていることを口に出し、それがファンのニーズを掴めば2冠王になれるのだ。
またKENTAのように行動を起こせば、参戦間もなくという立場でも、
ブーイングという名の大声援を受けることも可能な世界だ。
変わるのか、変わらないのか。動くのか、動かないのか。極めてシンプルな話である。
内藤哲也は次なる挑戦者となりえるレスラーが行動することを心待ちにしているはずだ
思うように発言し、そして行動してみろよ。
という内藤哲也の喚起に応えるレスラーは誰になるのか?
新日本の選手たちは、トランキーロであってはいけないはずだ。
ファンも次なる行動を待っている。
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では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。