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NEW JAPAN ROAD
1123人、1260人、1408人。この数字が何の数字かお判りだろうか?
答えは先日行われた、新日本プロレス後楽園大会3連戦の観客数である。
ワールドでの視聴や現地観戦された方はお気づきになったと思うが、
かなり空席が目立った大会であった。
もちろん平日の3連戦ということもあったが、少し寂しく感じたことは事実だ。
一人勝ちといわれる新日本プロレスであってもこのような動員になることがある。
まさに興行というモノは生ものであるといえるだろう。
そしてそのことが理由であるかは定かではないが、今回のニュージャパンロードでは、
2日間の興行で4試合のタイトルマッチが組まれている。
NEVER無差別級、NEVER6人タッグ、IWGPタッグ、IWGPジュニアタッグ
という4つのタイトルマッチだ。
後楽園大会といえど2日間でここまでタイトルマッチが並ぶことは、
かなり珍しいことなのではないだろうか。
そこに新日本プロレスの意地とプライドを感じるのは自身だけではないだろう。
2月20日 後楽園大会
メインイベント NEVER無差別級選手権
(チャンピオン)鷹木信悟 vs (挑戦者)石井智宏
(出典:新日本プロレス公式)
先日行われたNEVER6人タッグ選手権後の石井智宏のアピールにより、
電撃的に決定した両者によるタイトルマッチ。
この二人が戦うとなれば、バチバチの好勝負になることは保証付きである。
ファンの皆様の期待値も当然のように高いだろう。
そうなると鷹木信悟が何度も言っているNEVERの価値を高めるには、
そのファンの想像を超える戦いが必要となるのではないだろうか。
文字にすると簡単であるが、実際は期待値が高い分かなりハードルも上がるだろう。
最低限、ファンの頭に残っているであろうG1での戦いを超える必要がありそうだ。
『あの試合も凄かったけど、今日の試合はもっと凄い!』となれば、
おのずとベルトの価値も上がっていくことになるはずだ。
この二人にしか出来ない戦いで、ぜひファンの度肝を抜いて欲しいと思う。
(以下、関連記事)
セミファイナル IWGPジュニアタッグ選手権
(チャンピオン)SOH・YOH vs (挑戦者)田口隆祐・ロッキーロメロ
(出典:新日本プロレス公式)
こちらも2.9大阪城ホールでのタイトル防衛後、田口隆祐が登場。
そしてロッキー・ロメロとメガコーチズを再結成し挑戦の運びとなった。
3Kにとっては、2.9から中10日での矢継ぎ早のタイトルマッチである。
このやや唐突に組まれたことをどう考えるか。
それが今回のタイトルマッチのポイントかと思う。
NJCはヘビー級中心の戦いとなるので、その前に行うことは理解できるが、
さすがに少々早すぎるような気がしてならない。
間隔的には旗揚げ記念日でも良かったはずである。
つまりここで組まれる意味があるというわけだが、それはもしかすると
この後のメインの勝者が鷹木信悟であればSHOが挑戦を表明するためではないだろうか。
そのためにここでタイトルマッチを組んだのであれば、先行きが楽しみである。
スーパージュニア後、鷹木信悟がフィールドをヘビー級に移行したことにより、
二人のシングルマッチは昨年以来行われていない。
(以下、関連記事)
(出典:新日本プロレス公式)
あのSHOが涙を流した物語の続きは、きっと誰もが見たいと思っているはずだ。
きっと鷹木信悟もそれを望んでいるはずである。
そしてチャンピオンから求められたならばSHOも断る道理はないだろう。
これがもし想像通り実現するならば、その決戦は旗揚げ記念日であるはずだ。
話が大幅にそれてしまったが、この影響がタイトルマッチにどう出るのかはわからない。
ただ言えることは、メガコーチズの二人は相当な実力者であること。
そして3Kは分岐点を迎えているということだ。
当記事を執筆時点では今大会はまだチケットに余裕があるとのことだが、
鷹木信悟の初防衛戦はぜひ満員の会場でおこなって欲しいものだ
NEVER王者である信悟が、平日の後楽園ホールを満員に出来るのか要注目である。
もしそうなれば、それはチャンピオンへの期待感の表れということだろう。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。