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新日本プロレス NEW JAPAN CUP
少し気は早いが、新日本プロレスの展開の中で重要となる次回のシリーズは、
3月4日より始まるNEW JAPAN CUPということになるだろう。(以下NJC)
例年は優勝者には自身が挑戦したいベルトの挑戦権が、
手に入るという権利が付与されることになる。
しかしながらほとんどはIWGPヘビー級を指名するわけであるので、
このシステムが機能しているとは言い難いが。
しかし今回は例年と趣が異なることとなるだろう。
なぜなら周知の通りIWGPの2本のベルトは、
内藤哲也により同時に保持されているからだ。
そういう状況であるので、今回の優勝者は2本のベルトを同時に狙いに行くのか、
そして内藤哲也はその優勝者の挑戦を素直に受諾するのかなど、
いつもと違う見どころが出てくることが予想される。
春の両国で2冠王者内藤哲也が迎えうつ挑戦者はどのレスラーとなるのか?
まさに興味は尽きないところである。
超過酷なスケジュール
今年のNJCはスケジュールを見ると、旗揚げ記念日大会の翌日から
17日間で13大会を行うという、かなりタイトなスケジュールである。
また2019年を見てみると16日間で12大会と、
ほぼ同様にタイトなスケジュールであった。
そして形式としては皆様の記憶にも残っていると思うが、
32選手参加のトーナメントという形で行われたわけである。
(昨年のトーナメント表)
(出典:新日本プロレス公式)
そして昨年より今年はさらに1大会増えているということを考えると、
おそらく同様の規模で行われることになるだろう。
つまり昨年に続き32選手によるトーナメントが行われると思われる。
この場合優勝者は5連勝しないとタイトル挑戦権に届かない。
それはまさに過酷の一言だ。
このタイトなスケジュールと群雄割拠の新日本プロレスの中を勝ち抜き、
内藤哲也への挑戦をぶち上げるのは一体誰になるのか。
以下は出場選手も含み、そのあたりのことを考えていこうと思う。
期待されるあの男の出場はあるのか?
まずは先日の一夜明け会見の中で内藤哲也がNJCについて語っていたことがある。
それは、『高橋ヒロムもこのNJCに出ればいい』という内容であった。
(以下、関連記事)
たしかに昨年はジュニア最強と言われていたオスプレイが出場し、
超ヘビー級の選手を連破したことは記憶に新しいところである。
(倒した相手はアーチャーとファレ!)
そのことから考えると今回現IWGPジュニアヘビー級チャンピオンである、
高橋ヒロムが出場する資格は十分にあると言えるだろう。
むしろそれは多くのファンが望んでいることではないだろうか。
『 ジュニアのベルトを巻きながら、ヘビーのベルトを獲る。』
今回のNJC出場が叶えば、ヒロム自身の夢に近づくチャンスとなるはずだ。
そしてもし自分がヒロムとヘビー級の戦いが見たいか?
と聞かれたならば、その答えはもちろん Si(yes)の一択である。
ではそれらも踏まえどのような選手がノミネートされるか考えてみようと思う。
まずは昨年出場し今年は確実に出場しない(出来ない)と思う選手を見てみよう。
順不同でいくと、中西学、M・エルガン、海野翔太、D・スミスJrは厳しいだろう。
また他団体との契約が噂される、L・アーチャーも難しいかもしれない。
そして残るは現2冠王者内藤哲也である。 つまり6枠程度が空くということだろうか。
そして反対に昨年不出場であり、今年確実にノミネートされると思われるのは、
ジェイ・ホワイトと鷹木信悟、そしてKENTAだ。
また気になるところとしては、高橋裕二郎もぜひ出場して欲しいと思っている。
よく言われることだが、元パートナー、そして当時は格下であった内藤哲也が
2冠王となった今、裕二郎は何を思うのか。裕二郎の本心を聞いてみたいものである。
そして残された枠に高橋ヒロムが出場となればよりNJCに注目が集まることだろう。
一夜明け会見で会長に権利証発言をしたヒロムであるが、
ここで優勝すれば堂々とその権利が手に入る。
カリスマとカリスマの再戦であれば、ファンはいつでも大歓迎だ。
両国でのタイトルマッチの切符を手に入れるのは誰だ?
では最後は早すぎる優勝者予想をしてみよう。
その際にすぐに思いつくのは4強の残る3人だろう。
その中で諸々の要素を考慮すると、個人的にはジェイ・ホワイトが
有力ではないかと現時点では考えている。
おそらく今しばらくは飯伏はタッグ戦線、またオカダはチャンピオンでない
フリーな立場としての活動がメインとなると思う。
またジェイは直近でSANADAにシングルマッチで勝ち、
忘れられているかもしれないが、今だIWGPへのリマッチは行っていない。
本命となればやはりこの男ということになる。
しかし昨年のオカダカズチカを例外とすれば、
NJCは伏兵と言われる選手が優勝することが目立つ大会でもある。
そう考えれば昨年準優勝のSANADAをはじめ、いろいろな選択肢が見える。
そして今回のご褒美は上手くいけば、これまでと違い2冠の挑戦権だ。
このおいしいご褒美を狙い、出場者全員が目の色を変えて戦うわけである。
負ければ終わりのこのトーナメントが面白くないわけがない。
そんな中自身が考える超個人的な希望の決勝戦のカードは、EVIL対高橋ヒロムである。
ヒロムが旗揚げ戦で師匠と対戦した後は、
やはりYL時代からの盟友との決着戦が見たいところだ。
このように色々な視点でぜひ皆様も見たいカードを想像してみてほしい。
これは実に楽しいことである。
さて皆様の実現して欲しいカードとは誰と誰の戦いであろうか?
それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。