ジュニア新時代は、新たなカリスマとライバルのあの時の清算から始まる
(出典:新日本プロレス公式)
前回の記事では2冠王座戦を筆頭としたヘビー級のことを書かせてもらった。
今回はその続きとして、2.9で行われるジュニアのことを中心に書いていきたいと思う。
(前回記事はコチラ)
ジュニア新時代のカリスマと呼ばれる高橋ヒロムは、
因縁の相手であるリュウ・リーとのタイトルマッチを行う。
あの時から止まった二人のライバルストーリーが再び動き出すということだ。
さあその結末は? 新たな展開は生まれるのか?
これから始まるジュニア新時代には期待感しかないということだ。
IWGPジュニアヘビー級選手権
(出典:新日本プロレス公式)
2018年7月7日から1年半。あの時と同じチャンピオン高橋ヒロム、
挑戦者リュウ・リーとして二人はこの試合を迎える。
前回の戦いではヒロムは身体的なダメージを、
そしてリュウ・リーは精神的なダメージを負い、共に引退を考えたとのことだ。
今回の戦いはベルトを賭けたタイトルマッチという他に、
そんな二人の清算マッチという意味合いもあるはずだ。
この試合を終えたとき二人は本当の意味で次のステップに進めるだろう。
さて話は変わるが、WK14にてライガーが引退しジュニアは新たな時代を迎える。
その新時代カリスマとして期待されているのはご存知の通り、高橋ヒロムである。
そしてヒロムが持つベルトをリュウ・リー以外のライバルたちも狙っている状態だ。
チャンピオンは狙われることが宿命であるし、復帰後即ベルトを奪取したヒロムに対し
他のライバルたちはジェラシーをもって当然である。
このおいしい獲物となったヒロムを次に狙うのは誰か。
ヒロムがコメントで口にしているあの選手達なのか
今後のジュニア新時代の展開を大いに期待したいと思う。
IWGPジュニアタッグ級選手権
(出典:新日本プロレス公式)
すでに何度も行われている両チームのタイトルマッチであるが、
今回は前哨戦でのデスペラードのコメントが気になったので取り上げてみた。
2月5日後楽園大会
特に、あー…何だ、小松の方だ! テメェには何にも感じねぇ! オマエの感情ってのはどこにあるんだ? どれだけ殴ったってなぁ、どれだけオマエのパートナーをいじめたってなぁ、テメェ、本気で怒ってねぇだろ! 全部感じるんだよ! テメェはクソだよ、オイ! わかってんのか、この野郎!
(引用:新日本プロレス公式)
2月6日後楽園大会
言われて、翌日に怒るとかさ、感情出すとかさ、そんなことは若手のやることだ。小松、テメーだ。言われて言われて、俺にあそこまでバカにされて、ようやく感情が出たじゃねえか。感情の表し方がビンタってか? それこそヤングライオンだぜ?
(引用:新日本プロレス公式)
つまるところデスぺラードは感情の見えないYOHのことが気に障るということだ。
たしかに3Kにおいても、信悟との攻防などで感情が迸るSHOに対し、
YOHはマイペースというか、常に飄々としている印象が強い。
YL時代の直系の先輩でもあるデスペラードは、感情の見えない後輩に対し
表現方法は悪いが叱咤激励しているとも言える。
お前(お前らというべきか)はこのままでいいのかということだ。
今回のタイトルマッチは大会の2試合目に組まれている。
この意味を誤解を恐れずに言うと、会社の評価がそれまでということだ。
同じジュニアであるヒロムとリュウ・リーのタイトルマッチがセミ前であることを
思うと、その差は歴然であると言えるだろう。
会社からの追い風を感じる3Kではあるが、個人的、もしかすると多くのファンは
金丸・デスペラード組に期待をしているのではないだろうか。
彼らならこのタイトルマッチも何とかしてくれるだろうという思いである。
つまり3Kはチャンピオンという位置にありながら、
正念場を迎えていると言えるのではないだろうか。
もし今回敗れることがあれば、その時が訪れるかもしれない。
それもジュニア新時代が始まるにあたり、必然なのかもしれないが。
スペシャル8人タッグマッチ 本隊vsバレットクラブ
(出典:新日本プロレス公式)
このスペシャル8人タッグマッチは今後の新日本のタッグ戦線を占うにあたり、
重要な位置づけの一戦ということになるだろう。
WK14でフィンジュースに敗れ、王座から陥落したGODだが、
先日のアメリカシリーズ最終戦できっちりと王座を奪回し指定席に就いた。
そのGODに早々と挑戦を表明しているのは、ゴールデンエースと呼ばれる、
棚橋弘至・飯伏幸太組である。
4強の一人である飯伏幸太だが、
WK14で連敗しシングルのベルト戦線からは一歩後退した印象である。
また長らくエースとして新日本を牽引した棚橋弘至も、
現在は同様にシングル戦線とは距離がある状態だ。
そんな本隊が誇る2大エースが、今回タッグを組みベルトへの挑戦を表明した。
ここ最近でこのクラスの選手同士がタッグを組むことは、
ロスインゴのEVIL、SANADAくらいであろうか。
語弊はあるが、格的に言えばゴールデンエースはそれを超える存在である。
長らくメンバーが固定化していたタッグ戦線の起爆剤となりえる二人だろう。
よってこの試合では今後につながる展開が見えるかもしれない。
純粋にタッグのベルトを巻く姿を見てみたいと思わせる二人であると思う。
飯伏、棚橋の巻き返しはタッグから始まるということだろうか。
2記事に渡り、本日行われる大阪城ホール大会について書いてみた。
そしてその答えはもう間もなく判明する。
それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。