何かが起こる札幌、そして大阪城ホール大会
(出典:新日本プロレス公式)
本日より新日本プロレスの新春シリーズ、ニュービギニングが開幕する。
WK14を終え、今年の戦いが本格的に始まるということだ。
なお今回は同時期にニュービギニングUSAとしてアメリカでの興行も行われる。
つまり主力選手の一部がアメリカに渡り試合を行うということだ。
(1/24~2/1までの5大会)
目に付く選手としてはやはり新日本のエース棚橋弘至の名前だろう。
飯伏幸太も同様にアメリカ大会へ参戦予定であったが、
こちらはインフルエンザということで取りやめになってしまった。
つまり元々は本隊のゴールデンエースがアメリカ担当であったということである。
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このような日本と海外での本格的な日程のバッティングは過去になかったと思われる。
分厚い選手層を誇る新日本プロレス。
ゴールデンエースがいなくとも札幌2連戦は埋まるだろうという強気の読みが見える。
これは噂にのぼっている2リーグ制への布石、トライアルなのだろうか。
その点にも注目である。
今シリーズの大きな焦点はやはり大阪城ホールで行われる2冠王座をめぐる戦いだろう。
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初代2冠王者 内藤哲也の初防衛戦であるが、あの世紀の乱入劇がなければ、
KENTAが初防衛戦の相手に選択されていたかは極め微妙な話である。
つまりKENTAはNEVERを落としチャンスが潰えかけたところを、
実力行使というかたちでモノにしたわけである。
この乱入劇は3週間以上経過した現在でもSNS界隈で賛否両論が渦巻いている。
別の見方をすればそれだけインパクトがあったともいえるわけだ。
良きにつけ悪しきにつけKENTAは今回の行動で存在感を高めたと言えるだろう。
方法論は別としてこれはプロという視点で見れば素晴らしいと思う。
この意見にももちろん賛否両論あるだろう。それはもっともな話だ。
個人的な考え方としては、プロレスは100人いれば100通りの楽しみ方があると思っている。
全員が同じ楽しみしかできないプロレスはきっとワクワクしないだろう。
これも個人的な意見だが、自分は提供されたものを楽しめばいいと思っている。
想いを超える、裏切られるそれこそがまさにプロレスではないだろうか。
かなり逸れてしまったが、2冠王座のタイトルマッチに話を戻そう。
以下は今の大阪城のチケット状況だ。
THE NEW BEGINNING in OSAKA – 大阪・大阪城ホール 2020/2/9 | 新日本プロレスリング
1階席は完売。残るは2階席という状況のようである。
東京ドームで7万人を集めたばかりだが、相変わらずの大人気だ。
これまで2月の大阪は府立体育館で行われていたが、今回は大阪城ホールへ変更だ。
ここにも新日本プロレスの強気の姿勢が垣間見えると言えるだろう。
とここまで、試合のこと以外でかなりの文字数となってしまったが、
少しだけでもここから書こうと思う。
以前にも書いたかと思うが、ポイントはKENTAが内藤哲也をいかに本気にさせるか
というところであると思っている。
今は完全に格下扱いという感じで完全にスルーを決め込んでいる模様だ。
内藤哲也の性格を考えるとTwitterでの戦いはなさそうだが、
前哨戦を通じぜひ内藤哲也をヒートさせて欲しいところだ。
また内藤哲也も今ファンからもっともブーイングを浴びているKENTAであれば、
昔のようなヒール的な動きも可能ではないだろうか。
制御不能なカリスマと史上最悪の乱入者の戦いはどんな景色となるだろうか。
前哨戦を含め大いに楽しみであるところだ。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。