NEVERの価値を高める男。
少し前のこととなるが、WK14で行われる各タイトルの公開調印式が行われた。
その中で今回のテーマであるKENTAが保持するNEVERの調印式もあった。
詳細は上記の記事をご覧いただければと思う。
内容を見ていただければお判りになるかと思うが、
ツイッターでの攻防と同様、会見でもイニシアチブをとっているのは
チャンピオンのKENTAである。
賛否両論あると思うが、チャンピオンとしてその他のタイトルに負けないよう、
独自の手法でNEVERのベルトに注目を集めてようと、
アクションをとっていることは皆様も知るところであるはずだ。
つまり今NEVERのベルトは、KENTAの元にあるからこそ輝いているといえる。
これがもし今回のWK14で、
本人曰くNEVERに愛された男である後藤洋央紀の元に戻れば、
同様の注目や輝きを放てるのかというと、それは極めて懐疑的だ。
これまで多くのチャンスを与えられてきた側の選手であると思うが、
能動的に動き、自身の行動で盛り上げたという記憶が正直思い浮かばない。
相手側の発信に乗るというような受動的対応であったと思う。
つまり良いところを個別に見れば、魅力的な選手であると思うが、
全体で見るとその魅力が薄れてしまうというのが個人的な思いである。
よってまだまだKENTAには、NEVERのベルトを保持してもらいたい。
そしていまだ本格的に対戦していないレスラーとの抗争を見せて欲しいと思っている。
ステージが停滞するという意味ではなく、ステージを上げるためのステップとして。
ライバル
ではWK14で後藤洋央紀を退けると仮定すると、
KENTAの次なる標的、ライバルとなるレスラーは誰か。
まず思い浮かぶのは、WTLで遺恨が勃発した鈴木みのるだろう。
(出典:新日本プロレス公式)
みのるは機を見るに敏な選手である。
今、誰と絡めばおいしいのかはわかっているはずだ。
その嗅覚でKENTAに狙いを定め、WTLで突っかけていったのだろう。
上の写真はそのWTLの時のモノだが、
向かい合っているだけでもかなり刺激的に思えるのは自分だけだろうか。
まだ何も見えていない状態だが、ぜひ実現して欲しい一戦だ。
またここまでケイオス勢との抗争が続いているKENTAだが、
後藤洋央紀を下せば、ケイオスとはひと段落ということになるはずだ。
となれば、次の抗争のユニットはロスインゴという線も十分に考えられる。
そこで考えられるレスラーの筆頭は鷹木信悟となるだろう。
またはEVILということも考えられる。
想像するだけでも、両方とも手が合いそうな二人だ。
こちらも必ず実現して欲しいカードである。
2020年のKENTA
2019年のG1から参戦し、約半年が経過したKENTAだが、
ここまでは決して順風満帆ということではなかっただろう。
しかしヒールターンし、バレットクラブに加入後は、
独自の道を見つけ外様には厳しいとされる新日本のファンを味方につけた感がある。
ではそんなKENTAの2020年はどうなっていくのだろうか。
勝手な推測だが、KENTAがやるべきことは大きく分けて二つあると思う。
一つは真のトップ戦線への参入だ。
現在はNEVER王座にいるが、
いつまでもこのポジションで満足というわけではないだろう。
新日本に参戦したならば、狙うはやはり頂点のベルトであると思う。
しかし群雄割拠の新日本に於いて、待っていてはベルト挑戦すらおぼつかない。
挑戦するためには実績や実力行使のほかに、ファンの後押しも必要である。
そのためには現状に満足せず、さらにアピールしていく必要があるだろうが、
どん底を知る男は常に先のことを考えているはずだ。
そしてもう一つは柴田勝頼との決着だ。
これに関しては正直、どのような形式になるかは定かではない。
しかし参戦の経緯、そしてヒールターン時の出来事、その後の絡みなどを見ても、
いつか何らかの形で決着戦が行われるはずである。
ザ・レスラーの復活はあるのか。
それは誰にも分らないが、
一ファンとしては、二人の戦いを純粋に見てみたいと思う。
最後に
KENTAの本領が発揮されていくのは、まさにこれからであると思う。
そしてお客様扱いも終わり、2020年は本当の真価も問われることとなるだろう。
つまりこれからもKENTAからは目が離せないってこと。というわけだ。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
WK14まであと6日!