プロレスの楽しさは世間に届いているか?
(出典:新日本プロレス公式)
さて間もなく今年も終わり、2020年が始まる。
年が明ければあっという間にWK14が行われる。
ご存知の通り、今年のドームは史上初の2連戦だ。
そして新日本プロレスとしても、
かなり以前より2020年のドームを満員にすると公言していたと記憶している。
現在のチケット状況だが、上記の特設サイトを見てみると前売りで完売ではない。
1.4は残り僅かのようだが、1.5に関しては席種によりまだ余裕がありそうだ。
新日本によると超満員の目安は4.3万人とのことだ。であれば2日間で8.6万人。
娯楽が多様化した現代において、この数字はやはり高いハードルだろうか。
一つ言えそうなことは、コアなファンだけでは埋まらないということだ。
つまり興味があるが普段は足を運ばないライトな層や、
娯楽を探しているような浮遊層に訴求し、来場してもらうことが必要になると思う。
そのためにはマスに向けての発信が重要ということだ。
どこかの記事でオカダカズチカがこう言っていた。
凄い戦いをしていれば世間に届くはずであると。
個人的な考えだが、これは間違いではないが、正解でもないと思う。
内容を高める、すなわち商品価値を高めることはもちろん重要だ。
しかしどんな良い商品でも、知らないモノは誰も買わない。
つまり『こんな良い商品がある』と知ってもらう必要がある。
これはビジネスで言うところのプロモーションだが、
12月になり特にその攻勢が顕著であると思われる。
ヒールサイドの選手はキャラクター上、その場所は限られるが、
ベビーサイドの選手はそれこそ総動員というところだろう。
特にオカダカズチカの露出の多さは、普段通り生活していても目に付くところだ。
しかし時のチャンピオンなのだから、これらのことをすることは当たり前とも言える。
事情はあるだろうが12月からとは言わず、
もっと前より世間に訴求しても良かったように感じる。
何度も繰り返すが今年のドームは2連戦だからだ。
まだ世間的に見ればマイナースポーツであるプロレスで
2日間のドームを埋めるには準備をしすぎということはないと思う。
では4.3万人とはどのようなイメージだろうか。
自身の感覚となるが、他のスポーツで集めることが可能なジャンルは、
プロ野球、サッカー、今回のラグビーくらいだろうか。
プロ野球にしても、チームや状況が限られる数字であると思うし、
サッカーで言えば、代表戦か優勝が懸かった試合などに限定されるだろう。
またラグビーで言えば、今回のW杯でやっと到達するという具合だろうか。
今回のラグビーW杯の動員数がなぜ増えたかといえば、
簡単に言うと普段見に行かないファンがこぞって観戦に訪れたからだ。
もちろんW杯ということで、国を挙げてと言っていいくらいのプロモーションを行った。
よって一概には真似出来るとは思えないが、良いヒントにはなるだろう。
W杯開催時はまさに日本中にラグビーが流行っている感があった。
流行っている感とは、木谷オーナーの言葉でもある。
まさに年末年始はラストスパートで、世間にプロレスをアピールして欲しいものだ。
最後に
おそらくプロレスファンの大多数がそうかと思うのだが、
ガラガラの空間より、超満員の会場が好きであると思う。
ここまで書いておいて、自身はドームには行けないのだが、
観戦可能なプロレスファンはドームに集合だ。
そしてプロレスファン全員で、満員のドームの景色を堪能出来れば最高であると思う。
では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
(以下、チケット状況)
バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム – 東京・東京ドーム 2020/1/4 | 新日本プロレスリング
バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム – 東京・東京ドーム 2020/1/5 | 新日本プロレスリング